![]() 【日刊☆こよみのページ】アーカイブ |
![]() こよみのぺーじ |
(当日号は08時に公開 : 現在 2019/12/15 01:38) | |
|
|
★☆★☆★ 【日刊☆こよみのページ】2007/02/28 号 (No.0151) ★☆★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼▽▼ 今日一日のデータをまとめてチェック! 一日の始まりは 『日刊☆こよみのページ』 ▲△▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お早うございます。本日の暦データを配信致します。 昨夜は雨が降っていました。 今年は春が早くて、昨夜の雨も「冷たい雨」ではなく「春雨」と呼んでもよ い暖かな雨でした。 暖かい雨に誘われたのか、田圃のほうからは蛙の合唱が聞こえてきました。 蛙の声は少し前から聞こえてきましたが、「合唱」になったのは今年初めて のように思います。 嫌い嫌いも好きのうち 子供の頃から蛙は苦手で、小さな蛙でも飛びついて来たら悲鳴を上げて逃げ 出すことは大きくなった今でも変わらない私ですが、蛙の声を「安全な場所」 から聴くことや、蛙の姿を「安全な場所」から眺めるのは大好きです。 そして昨夜、安全な部屋の中から蛙の合唱を聴き、安全な蛙の写真集(なぜ かこんなものを持っている)を眺めていました。 ▲▽▲ 訂正 ▼△▼ 2007/02/27号、暦のこぼれ話の「空の出来事(3/1〜3/15)」中に誤りがあ りました。ご指摘下さったt-eto様、紫式部様、有り難うございました。 誤 月は、 2/4に満月ですので 3月の上旬は明るい前半は月を眺めることが 正 月は、 3/4に満月ですので 3月の前半は明るい月を眺めることが ◇【めざせ2000部!】 皆さんの周囲の方へ、日刊☆こよみのページをご紹介下さい。 バックナンバー閲覧と、読者登録は ⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ★ ☆★☆ こよみのページからのCM ☆★☆ ★ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆【かわうそ@暦のおすすめ商品】 かわうそ@暦の書いた本 ⇒ http://astore.amazon.co.jp/koyomi8mb-22 かわうそのおすすめ雑貨⇒ http://astore.amazon.co.jp/koyomi8com-22 暦参考 http://astore.amazon.co.jp/koyomi8mb-22/250-2494496-7577033?node=1 〃 http://astore.amazon.co.jp/koyomi8mb-22/250-2494496-7577033?node=2 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ★ ■■■ 平成 19年 2月 28日 の暦 ■■■ ★ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 西暦 2007年 2月 28日 [月の] 第5週 第4水曜 [年の] 59日目 残り 307日 旧暦 1月 11日 (大安) ユリウス通日 2454159.5 (日本時 9時の値) ■今日の日干支と主な暦注 六曜 大安 [たいあん] 大安吉日なり.万事よし 日干支 癸巳 [みずのとのみ] 十二直 平 [たいら] 大吉.祝い事全て吉.特に婚礼は大吉 二十八宿 軫 [しん] 万事吉.衣類裁断のみは火災の難に注意 二十七宿 鬼 [き] 最大吉.万事に大吉.鬼宿日と呼ばれる 日家九星 九紫火星 [きゅうしかせい] ◇主な暦注 不成就日 [ふじょうじゅにち] 凶日.ことに事業開始等大凶 十方暮終わり 天一天上始まり 重日 [じゅうにち] 慶事ますます吉,凶事ますます凶 地火日 [じかにち] 基礎工事,柱立て,葬送等凶 滅門日 [めつもんにち] 凶日 参照:http://koyomi8.com/sub/rekicyuu.htm (暦注計算) ■誕生花と花言葉 カルセオラリア 援助・あなたを伴侶に ゲッケイジュ(月桂樹) 栄誉・勝利 ブルーレースフラワー 優雅な振舞 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/bflower.php (今日の誕生花) ■今日の記念日 ◇バカヤローの日 1953年(昭和28年)に当時の吉田茂首相が衆議院予算委員会の席で西村栄一 議員の質問に対して「バカヤロー」と発言した。これがもとで内閣不信任 案が提出・可決され、この結果 3月14日に衆議院が解散したため、この解 散は「バカヤロー解散」と呼ばれている。 ◇織部の日 1599年のこの日、織部流茶道の祖であり、安土桃山・江戸時代初期の大名 である古田織部が京都の伏見で茶会を催したことにちなんで1988年(昭和 63年)に岐阜県土岐市が制定。 ◇ビスケットの日 水戸藩士の医師、柴田方庵による書簡に、1855年(幕末の安政 2年)のこの 日の日付で、ビスケットの製法が書かれていたことにちなんだもの。ビス ケットの語源はラテン語で「二度焼いたパン」の意味があることから「二 度焼く=二度焼(8)く 」という語呂あわせもある。 全国ビスケット協会が制定した。 ◇エッセイ記念日 エッセイストの元祖といわれているフランスのミッシェル・ド・モンテー ニュの誕生日(1553年生)にちなんだ記念日。木村治美エッセイストグル ープが制定。 ◇利休忌,宗易忌 茶人・千利休の1591(天正19)年の忌日。 3月27・28日に墓所のある京都・ 大福寺で追善茶会が開かれます。 (以下にも多数の記念日有り。続きは↓のサイトでどうぞ) 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/today.php (今日は何の日) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ★ ■■■ ほぼ日刊 『暦のこぼれ話』 ■■■ ★ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ■記念日考 ・・・ その6 (お月様との関係) さて、続いてまいりました記念日考も、個別の問題はいよいよ最後です。 今まで、 1.日付(月日)に固定した記念日・・・旧暦でも新暦でも同じ日付 2.旧暦の月日を新暦の月日に変換して、固定した記念日 a.歴史的な暦日を重視し当時使用されていた西暦に変換した記念日 b.季節との合致を重視し現在の西暦に変換した記念日 について考えてきました。もともと異なった暦が使われていた当時に起こっ たこと、行われていたことを現在の暦の日付に反映させるわけですから、何 を重視するかによって、「反映のさせ方」が違うのは仕方のないことです。 本日は、最後として「お月様」との関係を考えてみましょう。 ◇西行忌と満月 ここではずっと引用してきた西行忌についてお月様との関係を考えてみます。 願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月の頃 西行の命日は、文治六年二月十六日です。今までは、「二月十六日」という 日付、「花の下にて春」という季節に重点を置いた記念日の話をしました。 本日は、歌の後半「望月の頃」を考えてみます。 西行の亡くなった時代の暦はいわゆる旧暦(当時は「宣明暦」という暦)で す。旧暦は太陰太陽暦ですから、その日付は月の満ち欠けと結びついていま した。「望月(満月)」といえば、「十五夜(十五日)」のことでした。 ですから、「きさらぎ(二月)の望月(十五夜)の頃」に死にたいとした西 行の命日が2/16であることから、ほぼ願い通りだったことが判るわけです。 現在我々が用いている「新暦」は太陽暦で、直接月の満ち欠けと日付は関係 しません。例えば今年の2/16(もちろん新暦の)の月はと言えば、翌々日が 新月となるという細い細い月で、満月とはほど遠い状態です。 ◇太陰太陽暦時代の記念日とお月様の関係 旧暦時代からの年中行事の中には、「15日」に行われるものがあります。 8/15の中秋の名月は別格として置くとして他を見れば、お盆(7/15)や小正月 (1/15)の日付が15日に行われる行事の代表格でしょうか。 地方の行事まで拡げると、この15日という日が祭りなどの日付とされること が多いのですが、15日と言えば、「十五夜」の日ですね。 お盆につきものの行事としては、「盆踊り」があります。 今でこそ、何時やっても暗ければ「電灯」を点しさえすれば明かりは問題に なりませんが、灯火の乏しかった昔は満月の光というのは、夜の明かりとし て私たちが今考えるより遙かに重要なものだったのです。 小正月、お盆の行事の日付はおそらく、中国から「新月」を暦月の始まりと する暦が輸入される以前からあった、原始的な太陰暦では「満月」が暦月の 始まりであったと考えられますから、これが元になっているのだと思います が、後世にはそうした意味は忘れられても天然の夜の灯火として月の効用が あったため、15日という日付で行われ続けることになったと考えます。 もしこの考えが正しいとすると、原始的な太陰暦の月初めであった満月の日 の意味が忘れ去られ、灯火としての効用も電灯に取って代わられたこうした 行事の日付は今後どうなって行くのか、興味のあるところです。 (現実に盆踊りを土日にあわせるなどという変化が始まっている地域もある ようです) ◇その他の行事と月の関係 満月であると都合のよい行事の話をしましたが、中には満月であると都合の 悪い行事もあります。例えば、七夕や夜間に行われる火祭りの類。 七夕は星祭りの性格の強い行事ですから主役は織姫と彦星、そして二人を隔 てる天の川。 この七夕の日に「満月」だったら・・・主役が霞んでしまいますね。旧暦で の「 7日」は上弦の月の頃。明るすぎず暗すぎず主役の二人を引き立てて、 深夜に二つの星が空の高みに登る頃には、「邪魔者は消えます」とばかりに 沈んでいくという、気遣いの出来るお月様です。 また、「夜の闇に浮かぶ灯火」が主役となるような各地の火祭りにも、満月 は邪魔者ですから、祭りの日付が満月の時期を避けるようになっているもの が多いようです。 この辺りの話は「結果としてそうなった」だけなのかもしれませんが、長く その日付に行われ続けた裏には、そうした月の効用もあったと考えます。 ----------------------------------- 長くなるとは予想したものの、まさかここまでになるとは予想しなかった記 念日考ですが、個々の事例に関してはひとまず本日で打ち止めです。 お疲れ様でした。 (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、 magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ★ ■■■ 連絡&お知らせコーナー ■■■ ★ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ■Web こよみのページ情報 (http://koyomi8.com/) 季節のページ三月号、完成しませんでした。本日ラストスパートです・・・。 ■皆様からのお便り (お便りは magazine.std@koyomi.vis.ne.jp まで) ◇M.Y さんから (前略) 二十四節気のことです。要するに、二十四節気で言われるところの「啓蟄」 や「春分」などは定気法で特定された点を含む只1日だけを指すのか、それ ともその日を含んだ次の節気までの期間を示すのかどちらが正しいのかを教 えて下さい。 (後略) ⇒日刊☆こよみのページへの「○月△日の暦」にも二十四節気の節入りの日が 記載されています。今、「節入りの日」と書いたとおりで、この日付はあく までも二十四節気のある節気に入る日、始まる日を表しているのであって、 この日だけが「啓蟄」であり「春分」であるわけではありません。例えば、 立春・・・2007/02/04 雨水・・・2007/02/19 で考えると、立春は、2/4〜2/18までの期間で、長さを持った概念です。 ちなみに、上の例では、2/4 を「立春節入り(日)」とか「立春入節(日)」 と呼ぶことがあります。あくまでも「節に入る日」です。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 >>> 本日発行部数: 1340 部 (まぐまぐ1026 / melma! 119 / 直配 195) <<< 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆次のアドレスで御意見・ご感想そして、質問などお待ち致しております。 宛先 Email アドレスは magazine.std@koyomi.vis.ne.jp ☆バックナンバーは次のページから http://koyomi8.com/cgi/magazine/ ☆配信設定変更・解除 http://koyomi8.com/cgi/magazine/index.php#touroku 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ■各地の日出没 ( 計算地: 札幌 / 東京 / 大阪 / 福岡 / 那覇 ) 参照:http://koyomi8.com/sub/sunrise.htm (日出没計算) http://koyomi8.com/sub/moonrise.htm (月出没計算) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■■ 【日刊☆こよみのページ】(まぐまぐID: 0000210127) ■■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ☆御意見・ご感想・質問送付先E-mail: magazine.std@koyomi.vis.ne.jp バックナンバー参照、メルマガ登録・解除 http://koyomi8.com/cgi/magu/ ☆発行者について かわうそ@暦 (http://koyomi8.com/ こよみのページ作者)です。 プロフィール ⇒ http://koyomi8.com/msuzuki.htm ★Web こよみのページもよろしく! http://koyomi8.com/ (携帯版・今日の暦は http://koyomi8.com/i/ ) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- |
読み物 スクラップ ブック ◆こぼれ話 ◆コトノハ 日刊☆こよみのページ ※最新号※ 19/12/14 19/12/13 19/12/12 19/12/11 19/12/10 19/12/09 19/12/08 19/12/07 19/12/06 19/12/05 19/12/04 19/12/03 19/12/02 19/12/01 古い記事 |