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こよみのぺーじ
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(当日号は08時に公開 : 現在 2019/08/23 20:57)
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★☆★☆★ 【日刊☆こよみのページ】2009/08/30 号 (No.1065)  ★☆★☆★
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  ▼▽▼ 今日一日のデータをまとめてチェック!
        一日の始まりは 『日刊☆こよみのページ』 ▲△▲
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 お早うございます。本日の暦データを配信致します。


読┃み┃物┃・┃目┃次┃
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□暦のこぼれ話 ・・・ 富士山測候所記念日
□埋め草の記

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★      ■■■ 平成 21年  8月 30日 の暦 ■■■       ★
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西暦 2009年  8月 30日  [月の] 第6週 第5日曜  [年の] 242日目 残り 124日
旧暦   7月 11日 (大安)
ユリウス通日 2455073.5 (日本時 9時の値)

■今日と明日の日干支と主な暦注
◆今日(8/30)のデータ
 六曜   大安 [たいあん] 大安吉日なり.万事よし
 日干支  丁未 [ひのとのひつじ]
 十二直  閉   [とづ] 凶.金銭収納,墓作りは吉.造作,旅行凶
 二十八宿 昴   [ぼう] 神仏祈願,大工仕事の始め,造作吉
 二十七宿 斗   [と] 土動かし,造作は吉
 日家九星 二黒土星 [じこくどせい]

 ◇主な暦注
  一粒万倍日 [いちりゅうまんばいにち]
        慶事、事業開始、種まき等大吉.借金は大凶
  不成就日 [ふじょうじゅにち] 凶日.ことに事業開始等大凶
  大明日   [だいみょうにち] 大吉日
  神吉日   [かみよしにち] (神よし)とも書く.神事に吉
  母倉日   [ぼそうにち] 吉日.婚姻には大吉日

◆明日(8/31)のデータ
 六曜   赤口 [しゃっく] 悪日.万事忌む.但し昼時は障りなし
 日干支  戊申 [つちのえさる]
 十二直  建   [たつ] 中吉.柱立,事業開始,婚礼吉.屋敷内土動凶
 二十八宿 畢   [ひつ] 神事,祭礼,造作,不動産取得吉.婚礼は凶
 二十七宿 女   [じょ] 髪すきなどを除き凶.葬式は大凶
 日家九星 一白水星 [いっぱくすいせい]

 ◇主な暦注
  天一天上終わり 
  神吉日   [かみよしにち] (神よし)とも書く.神事に吉
  天赦日   [てんしゃにち] (万よし)とも書く.極上の大吉日
 参照:http://koyomi8.com/sub/rekicyuu.htm  (暦注計算)

■誕生花と花言葉
◆今日(08/30) の誕生花
 スパティフィラム     清らかな心
 ワタ(綿)           優秀

◆明日(08/31) の誕生花
 ハツユキソウ(初雪草) 好奇心
 ヒマワリ(向日葵)   光輝・貴方だけを見つめる

 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/bflower.php (今日の誕生花)

■今日の記念日
 ◇マッカーサー進駐記念日
  1945(昭和20)年、連合国日本占領軍最高司令官・ダグラス・マッカーサー
  元帥が厚木飛行場に到着した。

 ◇富士山測候所記念日
  1895(明治28)年、富士山頂に野中測候所が開所した。大日本気象学会の野
  中至が私財を投じて建設したもので、現在の気象庁富士山測候所の前身と
  なった。気象庁による常駐観測は2004年10月に終了し、以後は自動計測の
  みとなった。

 ◇冒険家の日
  1970(昭和45)年に植村直己がマッキンリーに単独登頂し、1965(昭和40)年
  には同志社大学南米アンデス・アマゾン遠征隊がアマゾン川の源流から13
  0km を世界で初めてボート下りし、1989(平成元)年に堀江謙一が小型ヨッ
  トで太平洋を横断した日。

 ◇ハッピーサンシャインデー
  「ハッピー(8)サンシャイン(30)」の語呂合せ。
  太陽のような明るい笑顔の人のための日。

 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/today.php  (今日は何の日)

■各地の日出没 ( 計算地: 札幌/仙台/東京/大阪/岡山/福岡/那覇 )

 ※ 出没時刻後の()は出没方位(北:0→東:90→南:180→西:270→北:360度)
 参照:http://koyomi8.com/sub/sunrise.htm  (日出没計算)
    http://koyomi8.com/sub/moonrise.htm (月出没計算)
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★      ■■■  ほぼ週刊 『暦のこぼれ話』 ■■■     ★
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■富士山測候所記念日
 本日、8/30は富士山測候所記念日ということで、この記念日にまつわる話を
 一つ、お届け致します。
 
◇気骨の人
 明治時代に生きた人物の話を読んでいると、「気骨」という言葉以外、評す
 る言葉がない人がいます。今日8/30は、富士山測候所記念日。そして同時に
 明治時代に生きた或る気骨の人とその妻の記念日でもあります。
 その人物の名は野中至(のなか いたる)と千代子(ちよこ)。

 野中は、日本の気象学発展のためには高層気象の観測が是非とも必要と考え、
 その観測の最適地は富士山頂で、ここでの通年観測することが必要だと訴え
 ました。

 しかしいくら主張してもそんな高所での通年観測など出来るはずもないと、
 当時の良識ある人々にはだれにも相手にされません。なにせ当時は冬季の富
 士山は、その登頂にさえ誰一人成功したことの無い時代だったのです。

 富士山は昔からよく知られた山であり、夏の富士は登山客で溢れるほどです
 から、登りやすい山と思う方もいらっしゃるかも知れませんがさにあらず。
 単独峰で風雪風雨の影響が強く、またもろい土質で落石も多い危険な山です。
 ことに冬の富士山は現在の登山技術を持ってしても大変危険な山です。

 強風と厳寒、そんな冬の富士山で気象観測なんてとても出来るはずがないと
 いうのが当時の分別ある人達の一致した意見でした。

◇富士山野中測候所
 野中はこうした当時の常識を覆すためには実際にやってみせるしかないと考
 え私財を投じて富士山測候所の元となる野中測候所を作りました。今日8/30
 はその野中測候所の開設日です(明治28年、1895年)。

 野中もやはり一番の問題は冬の富士山頂の風と寒さだと考えました。そのた
 め実際の「富士山の冬」を経験しようと、この年の 1,2月に冬季の富士登山
 を行っています。

 当時のことですから冬山用の登山用品などあるわけもなく、ツルツルの氷と
 化した雪面を登るための靴作りから始めなければならない有様だったようで
 すが、野中至は登頂に成功し、富士山頂での観測の可能性を確認しました。

 野中測候所が完成し、通年観測を目指して観測が開始されたのは1895/10/1。
 この日から毎日、2 時間毎に 1日12回の気象観測を野中至はたった一人で行
 い始めます。

 毎日昼夜の別なく 2時間毎の観測を一人でするのですからそれこそ寝る間も
 ないことになります。そんな状態で一冬ずっと観測を続けようなんて、ちょ
 っと考えれば「無理がある」とその計画の段階で解りそうなものですが、そ
 こはそれ大馬鹿者の野中さんはそうは考えません。やってしまうわけです。

 とはいいながら、やはりどう考えても一人では無理。少なくとも衣食住の世
 話くらいはしてあげないと。そう考えた野中の妻千代子さん、至に少し遅れ
 て富士山に登りました。

 細君の支援を受けて多少は現実的になった観測でしたがそれでもやはり無理
 なものは無理でした。結局、大馬鹿者野中至のこの無謀な冬季観測は途中で
 中止せざるを得ませんでした。
 寒さと高山病、栄養失調で野中至は歩くことも出来ない状態になり(それで
 も膝に草鞋をくくりつけて這って観測をしていたそうです)、これに代わっ
 て観測を継続していた千代子もこれに近い状態となってしまったからです。

 こんな状態でもなお、観測を継続しようとした野中夫妻ですが、このままで
 は二人の生命が危険と考えた支援者たちは観測所に救援隊をおくり、救援隊
 の説得によって夫妻が観測継続を断念したのは 12/22。
 夫妻はこの日、救援隊によって富士山頂から担ぎ降ろされました。

◇その後
 救助隊の救援によって一命は取り留めた野中でしたが、健康が回復するとま
 た何度も富士山に登って観測を継続しました。こうした彼の活動が徐々に認
 められるようになって、彼の提唱した富士山での高層気象観測の重要性も認
 識され、中央気象台によって富士山測候所(中央気象台臨時富士山頂観測所)
 が建設されたのは昭和 7年(1932)、野中夫妻が冬季観測を行った年から37年
 後のことでした。

 昭和 7年に開所した富士山測候所の開所の日付は 7/1ですが、富士山測候所
 記念日はこの日ではなく、野中夫妻観測所が開所した8/30とされています。
 この記念日は、富士山測候所の記念日であるとともに気骨ある一人の大馬鹿
 者とその妻の記念日でもあるのです。

◇おまけ
 昭和 7年の夏、野中至は中央気象台長の招きで開所間もない富士山測候所を
 訪れることが出来ましたが、37年前の冬にこの山頂で共に過ごした細君は既
 に他界(大正12年、1923年。享年52歳)しており、二人して新しい測候所の
 姿を目にすることは出来ませんでした。

 ちなみに、富士山頂の連続滞在日数の記録は現在でもなお明治28年に記録さ
 れた野中至の滞在日数83日。そして第 2位の記録はその妻、野中千代子の71
 日です。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)
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★       ■■■ 連絡&お知らせコーナー ■■■       ★
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■埋め草の記 (「編集後記」のようなもの)
 今日は、また早起きしてちょっと遠くの試合に出かけてきます。
 よって、記事は短くして早く寝てしまおうと思って書き始めたところ、今日
 の記念日で気になる記念日を見かけてしまって、結局「こぼれ話」を一つ書
 いてしまいました。

 犬も歩けば棒に当たる、かわうそもうろつけば記念日に当たるとでも申しま
 しょうか。その記念日の主人公の名前から考えると

  かわうそもうろつけば「野中に至」

 かな・・・。
 ちなみに、中野至の名前は20歳頃に読んだ新田次郎の「芙蓉の人」で知った
 名前でした。こぼれ話に書いていたら、その小説をもう一度読み返したくな
 りましたが、今どこに埋もれているのか(あるいは実家に置いたままか?)
 探す気力が無くてあきらめました。

 気骨の人、野中至の話を書いたかわうそは無気力の人・・・。
 さ、無気力なかわうそは、もう寝ないと。
 気が付けば起きる予定の時間まであと 3時間しかない。
 では皆さん、お休みなさい(あるいはおはようございます)。
 八月最後の日曜日を有意義にお過ごし下さい。
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■■   【日刊☆こよみのページ】(まぐまぐID: 0000210127)    ■■
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☆ご意見・ご感想・質問送付先E-mail: magazine.std@koyomi.vis.ne.jp
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☆発行者について
 かわうそ@暦   (http://koyomi8.com/ こよみのページ作者)です。
 プロフィール ⇒   http://koyomi8.com/msuzuki.htm
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