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年内立春の解説について 松本和夫 さん 2022年1月21日(金) 11時26分

    かわうそ@暦様
    ついでながらもう一つお聞きしたいです。以下は古今和歌集の年内立春に関する記述ですが私はこれは誤ってると思いますがいかがでしょうか?引用開始「太陰暦では新年と立春と合致するのが原則であるが、時々年内に立春のあることがある。」引用終了 太陰暦は太陰太陽暦を含むという広辞苑の説明から是とするにしても、問題は新年と立春とが合致するのが原則という言い方です。私はむしろ合致するケースが稀だと思います。そこで、かわうそ@暦様にお聞きします。例えばある百年間立春と元旦が一致する割合はどのくらいかなんてわかるものなのでしょうか?言葉足らずで申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

    RE:年内立春の解説について かわうそ@暦 さん 2022年1月21日(金) 15時38分
      「太陰暦(※太陰太陽暦とよみかえます)の新年の時期と立春の時期とは合致スルのが原則」
      くらいの意味の説明だと考えれば、まあ、間違いとも言えないかも知れませんが、それ以前におそらく、年内立春を「珍しい現象」と思っている節があるので、この時点で既に誤解しています。
      この件に関しては、「暦と天文の雑学」の中に、

       年内立春と新年立春
      http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0170.htm

      という関連記事を書いておりますのでご一読頂ければと思います。
      RE:年内立春の解説について 松本和夫 さん 2022年1月21日(金) 17時48分
        お返事をいただきありがとうございました。年内立春と新年立春の記事は大変に参考になっています。重ねて質問ですが太陰太陽暦の作者は基本的には立春と新年の時期が合致させるために雨水節入りを含む月の朔を元旦と定めたのでしょうか?それともそういう事は考えずに単に暦法上の要請からそうなったのでしょうか?
        RE:年内立春の解説について かわうそ@暦 さん 2022年1月21日(金) 19時18分 HomePage
          暦において、「一年」という周期の長さについては四季の巡りであるとか、より進んだものではその四季の巡りの原動力となる太陽の周期(地球の公転周期)などに拘束されるものですので、観測技術が向上し、計算能力も上がってくると、どの暦でも近い値になるものです。
          中国で発達し、日本に伝えられた太陰太陽暦の一年の長さ(平均値)も、例外ではありません。

          このように「一年の周期の長さ」などは、あまり大きな差が生まれませんが、一年の初め、年首をどこに置くかと言うことについては、天文学的にこれと言った拘束条件は見当たりません。まあ、地球の近地点通過の瞬間とかを基準にすると言った考え方もなくはありませんが、そうしたことは暦が十分に発達し、観測技術、天体力学の理論などが高度に発達するまではほぼ判らないものなので、十分高度な暦が出来た後の後付け的な知恵で考えられることであって、暦の誕生、その黎明期にはわかり得ないものです。

          演習の長さはが2πrであると言うことは普遍でも、それを測る起点を何処にするかは、測る人の自由です。暦の一年にも同じことが言えます。一年の長さは普遍的といえますが、その始まりである年首の位置は、どこが一年の初めにふさわしいと考えるかは、それぞれの文化によって様々です。
          (農耕文化が主となる文化圏の多くでは作物の収穫のサイクルが影響することが多いと思いますけれど)

          さて、では日本、そしてそのお師匠様であった中国の例だけに絞って考えても、この辺には結構な自由度がありました。そのため、古代においては王朝によって年首の位置が異なっていました。
          古い時代の話は伝説的な部分も多分にありますが年首の位置は

           夏王朝 雨水を含む時期
           殷王朝 大寒を含む時期
           周王朝 冬至を含む時期

          となっており、中国ではこの3つの時期の暦月が年首(正月)になり得るものとされました(因みに秦王朝は小雪を含む暦月を正月にしたと言われていますが、これは正規の正月とは認められない・・・なんて言われています)。どの暦月を正月にするのが良いかという話は三正論と呼ばれるのですが、漢王朝以降は基本的に夏王朝の正月(夏正)によって暦を作るようになり、こうなって以降に中国風の太陰太陽暦が日本に伝来したので、旧暦時代の日本の暦は全て夏正の雨水を含む暦月を正月とする暦となっています。

          おそらく夏正の暦は春こそが四季の巡りの最初の季節であり、その始まりである立春こそが年首にふさわしい野だと考えたものだと思われます(この辺は想像の域を出ませんが)。

          日本においては、三正論に見られるような紆余曲折が済んでしまった後の、夏正に固定されてからの暦が導入されたので、一年は立春付近に始まるということがずっと昔からの当たり前のことだと考えたのでした(暦の歴史を考えれば間違いですが、それが誤解だとせめるのは酷でしょうね)。

          ということで、立春付近に年首があると言うことは、天文学的な意味とか作暦上の要請といったものではなく、それを生み出した文化の要請で在り、そうした経緯を忘れた後代の人たちの誤った(?)常識と言うことが出来ると考えます。

          以上、長々と書きましたが、参考になれば幸いです。
          RE:年内立春の解説について 松本和夫 さん 2022年1月21日(金) 19時53分
            かわうそ@暦様、大変興味深いお説をありがとうございました。年首についての中国王朝の変遷は大変興味深かったです。大いに勉強になりました。本当にありがとうございました。今後とも宜しくおねがいします。
            RE:年内立春の解説について 松本和夫 さん 2022年1月21日(金) 22時13分
              もうひとつ教えて下さい。立春は節気ですが立春と元亘を近づけたいのであれば立春を含む月を一月にすればいいと思いますが何故そうはなっていないのでしょうか?ハ月を決めるのは何故中期なのですか?よろしくおわがいします。
              RE:年内立春の解説について 松本和夫 さん 2022年1月22日(土) 8時43分
                すみません。言葉の訂正です。
                八月を決めるのは⇒月を決めるのは
                中期⇒中気
                申し訳ありませんでした。あれから愚考しますのに、旧暦の決定は新年をいつから始めるかのみでは決まらず他の制約(例えば冬至は必ず11月にするとか)もあるのではないかと思うようになりました。でもあとはかわうそ@暦様の学識にお頼りするしかありません。宜しくおねがいします。
太陽の黄経を知るには? 松本和夫 さん 2022年1月18日(火) 9時3分

    かわうそ様いつも楽しく拝見しております。ところで、今原始人が太陰太陽暦を作ろうとしたときのことを考えています。月の方は毎日スケッチしていれば朔から朔の間隔はわかります。が、月を決める太陽黄経はどう判断するんでしょうか?私の推定は東西南北は原始人もわかるので、太陽が真西に沈む時を春分秋分点とし、夏至、冬至の間の太陽が没する位置を測りその間を等分して(360にまで分割するには難しいにしても)割り出していったと思いますがいかがでしょうか?ご教示をお願いします。
    RE:太陽の黄経を知るには? かわうそ@暦 さん 2022年1月21日(金) 9時38分 HomePage
      松本様
      かわうそ@暦です。
      書き込みに気がつくのが遅くなってしまいました。済みません。
      遅くなったついで・・・といってはいけませんが、本日、まだメールマガジンの日刊☆こよみのページを発行しておりませんので、そちらが終わったら戻ってきて書かせていただきます。
      もうしばらくお待ちを(今日もひょんなことから休日になってしまったので、朝寝坊してしまいました)。
    RE:太陽の黄経を知るには? かわうそ@暦 さん 2022年1月21日(金) 13時59分 HomePage
      メルマガ発行&昼食が済みましたので、戻ってまいりました。
      では説明開始。

      太陽の位置の測定についてですが、基本的には日出や日没直後に見える星座を利用して天球上の位置を読み取ります。

      現在は占いにしか使われないと思いますが、誕生星座につかわれる黄道十二獣帯(おひつじ、おうし・・・みずがめ)は太陽のある位置を示す星座です。
      誕生星座というのは、その人が生まれた時期に太陽がある星座という意味です(ギリシャ神話から星座が出来て2000年以上経過したため、歳差のために現在は1つずつ、星座がずれてしまっていますけれど)。

      中国も同様に星座(東洋の場合は「星宿」といいます)ですが、こちらは更に一工夫しています。
      どうしても太陽が出ているときには星座が見えませんので、直接太陽のある星座を求めることが出来ません。しかし、太陽よりくらい月なら何とか判る。また、月は満ち欠けしながらその位置を毎日12°少々移動してゆきますので、例えば三日月のある星宿がわかると、太陽と月が同じ方向にあった日、つまり新月の日の月と太陽の位置は、三日月の見える星宿から24〜25°程、月(と太陽)の動く道筋を逆にたどることで知ることが出来ます。

      中国では、毎日の月がどの星宿にあったかを性格に示すために月(と太陽)の通り道に沿って、28の星宿を決めていましたから、前述した三日月の星宿がわかると、二十八宿を2つ遡ればその時期の太陽のある位置を測ることが出来ました。

      もちろん、季節との連動を知るため太陽が南中する瞬間の棒の影の長さなどを測って当時の頃の太陽の存在する星座、夏至の日の星座、中間の春分や秋分の日の星座といったものを調べてみたら、毎年同じ位置にあることが判ったという具合です。

      西洋の黄道十二獣帯の星座も中国の二十八宿(または二十七宿)も今では占いにくらいしか使われませんが、暦の黎明期にはそれぞれに天文学的、暦学的な意味を持ったものだったのでした。
      RE:太陽の黄経を知るには? 松本和夫 さん 2022年1月21日(金) 17時50分
        かわうそ@暦様
        詳しいお教え感謝します。特に中国の工夫については始めて知りましたので、驚きました。大変ありがとうございました。今後ともよろしくご教示下さい。
明けましておめでとうございます かわうそ@暦 さん 2022年1月2日(日) 12時0分

    少々遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
    サイト開設から22年目となり、古さが目立って、スマートフォン時代にも乗り遅れた感のある「こよみのページ」。
    今年は、暇を見てちょこちょこ手を入れていきたいと思います。
    「細くても長く」で、まだまだ続けたいと思っていますので。
    皆さん、本年もよろしくお願いします。

      制作者 かわうそ@暦
以前あった気がするのですが… 迷っている子 さん 2021年11月16日(火) 9時43分

    管理人のかわうそ@暦様

    いつもありがとうございます。
    以前、九星の暦計算があった気がするのですが…
    もう公開することをやめたのでしょうか?
    もし、再度公開してもらえたら、嬉しいです。
    RE:以前あった気がするのですが… かわうそ@暦 さん 2021年11月17日(水) 7時29分
      左のメニューから、
      その他の暦日計算→暦注計算
      に進んでください。表示される表の一番右に日家九星が表示されます。
掲示板復旧の連絡とお詫び かわうそ@暦 さん 2021年9月26日(日) 6時59分

    一昨日、2021/9/24頃に何らかの障害が発生し、掲示板のデータが喪失してしまいました。
    古いバックアップデータにより、復旧しましたが、およそ2年分のデータを喪失してしまいました。
    申し訳ありません。

      かわうそ@暦
    RE:掲示板復旧の連絡とお詫び karioka さん 2021年9月27日(月) 17時51分
      2020年度の書き込みならば、「古い掲示板はこちら」のリンクに載っています
      RE:掲示板復旧の連絡とお詫び かわうそ@暦 さん 2021年10月12日(火) 7時39分
        kariokaさん、ご紹介ありがとうございます!
日出没計算 昭彦 さん 2019年11月30日(土) 11時10分

    日と月の出没計算においてCSV出力ができません
    ご対応のほどよろしくお願いします。
    RE:日出没計算 かわうそ@暦 さん 2019年12月1日(日) 9時20分
      障害情報、有り難うございました。
      確認し、復旧いたしますので、今しばらくお待ち下さい。
      RE:日出没計算 かわうそ@暦 さん 2019年12月1日(日) 10時49分
        復旧いたしました。
「新暦旧暦変換」について ts さん 2019年11月18日(月) 22時55分

    いつも便利に利用させていただいてます。
    「新暦旧暦変換」で少し変なところがありましたので、報告させていただきます。
    南北朝のところで、南朝と北朝がゴッチャになっているところがありました。気が付いたのは

    北朝:元徳⇒正慶



    南朝:天授⇒弘和
    北朝:康暦⇒永徳

    のところです。
    たとえば、1332年1月1日を「新暦→旧暦変換」すると

    新暦:正慶1年 1332年1月1日
    旧暦:元弘1年 1331年12月3日

    となって、新暦=北朝、旧暦=南朝になってます。
    また、1381年1月1日を「新暦→旧暦変換」すると

    新暦:弘和1年 1381年1月1日
    旧暦:康暦2年 1380年12月5日

    となって、新暦=南朝、旧暦=北朝になってます。

    他はほとんど試してないのでわかりませんが、元号が変わる年の前後が混乱しているようです。

    ところで、南朝と北朝の使い分けはどうなっているのでしょう?
    どちらで表記するか、は選択出来ませんよね?
    RE:「新暦旧暦変換」について かわうそ@暦 さん 2019年11月20日(水) 9時7分
      ご指摘ありがとうございました。
      ご指摘のありました箇所は、確認して対処いたしますので、今しばらくご猶予いただきたい。
      よろしくお願いします。
お久しぶりです レモンメロンパン さん 2019年8月7日(水) 5時59分 HomePage

    またメルマガを読ませていただくことにしました。
    なかなか毎日このページには来られませんし、二十四節気等を知っておくことは日本人として大事だなぁと思うようになったので。
    自己流のフォト短歌をnoteに載せているので、よろしかったらご覧ください。
    RE:お久しぶりです かわうそ@暦 さん 2019年8月8日(木) 7時16分
      メールマガジンをお読み下さっているとのこと、有り難うございます。
      発刊時間がまちまちになってしまいがちですが、それでもなんとか「日刊」で頑張っておりますので、メールマガジンにもたまにはお便り下さい。
      よろしくお願いします。

      追伸.
      「夏が来た」と叫んでいる百日紅の写真、拝見しました。
      拝見した日(今日)は、もう立秋の日でしたが・・・
半夏生には焼きサバを… マニフェス党々首 さん 2019年7月2日(火) 12時37分

    今日・7/2は半夏生ですが、こんな風習もあるんですね。

    【福井新聞】江戸時代から続く大野の丸焼きサバ
    半夏生に食べて暑さ乗り切る
    http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/886233

    記事によれば、田植えに疲れた農民を思いやって藩主が振る舞ったのが始まりとか。
    __
今日(5/8)のWindowsUpdateで… マニフェス党々首 さん 2019年5月8日(水) 12時33分

    Microsoft Excel が「令和」に対応した模様です。

    試しに、任意のセルに「2019/5/1」と日付値を入力し、
    そのセルの書式設定から和暦表示にすると出てきます。
    __

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