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 【二河白道】 (にがびゃくどう)
 おそろしい火・水の二河に挟まれた細い白道を、西方浄土に到る道にたとえ
 たもの。出典は『観経疏散善義』。
 火の河は衆生の瞋恚(しんい)、水の河は衆生の貪愛(とんあい)、白道は
 浄土往生を願う清浄の信心を表す。「二河」「白道」ともいう。

 浄土思想が日本に拡がると、西の彼方には煩悩に満ちたこの世界とは違った
 理想の世界、西方浄土があると信じられるようになりました。

 彼岸の中日(春分・秋分の日)には、太陽が真西に沈みます。海辺で沈む太
 陽を眺めると、真西に沈む太陽が水面に白く光る一筋の道を映し出します。
 この道は、真西にあるであろう西方浄土へ至る道であるとして尊ばれ、この
 日に沈む夕日を拝するという行事が行われたといいます。

 宗教的な意味合いは判らなくとも、朝日、夕日が海を照らして作るこの白道、
 ただ眺めるだけでも何か敬虔な心持ちとなるものです。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2007/03/18 号

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