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【君子豹変】 (くんし ひょうへん)
 君子は過ちがあればすみやかにそれを改め、鮮やかに面目を一新する。
 俗に、考え方や態度が急に一変することに使われる。
 「君子豹変、小人革面」より。出典『易経革卦』
 《広辞苑より》

 君子(立派な人物)は、過ちを悟るとすぐにこれをあらため正しい道に復す
 る。過ちから正しい道に立ち返る様子は、豹の毛皮の黄色と黒の斑点がくっ
 きりとしてその違いがあきらかなようにはっきりとしているということ。
 転じて 人の行動や態度ががらりと変わることをいう。

 本来の意味からすると、過ちに気づけばすぐに行いをあらためるという大変
 よい意味の言葉ですが、現在の使い方を見ると良い意味で使われることは希
 です。

  「○○大臣は態度を豹変させました」

 なんて新聞に載ったとすると、何かの疑惑追及に対して開き直った態度にな
 ったのかなとまず第一に考えてしまいます。その考えが誤りで、よく読んで
 みたら、そうではなくて本来のよい意味であった・・・なんていうことは近
 年全くありませんね。

 ちなみに君子よりさらに一段上、「大人」(たいじん。「オトナ」ではあり
 ません)は、豹変よりさらにはっきりした変化ということで、「虎変」する
 そうです。

 いい意味での「豹変」も、虎変するほどの「大人」も近頃はめっきり見なく
 なってしまいましたね。

 

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2007/05/15 号

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