こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
【阿漕が浦に引く網】 (あこぎがうらに ひくあみ)
 隠しごともあまり回数が多くなると、人に知られてしまうというたとえ。
 「逢ふことを阿漕の島に引く網のたび重ならば人も知りなむ」《古今和歌六
 帖》による。

 阿漕が浦は三重県津市一帯の海浜で伊勢神宮に供える魚をとるために禁漁地
 になっていたが、阿漕の平次という漁夫が、老母の難病に効くといわれたヤ
 ガラという魚を密漁して捕らえられたという伝説がある。《旺文社 故事こ
 とわざ辞典》より。

 「阿漕な商売」なんて言う使い方をする、阿漕です。
 最初、阿漕というのがどんな意味があるのか判りませんでしたが、そうか、
 地名だったのか。とそれを知ってから随分経ちます。

 なぜこんなことを書いているかというと、本日この「阿漕」という場所を通
 るからです。津市にほど近い小さな駅に「阿漕駅」が有ります。
 一度、阿漕という駅が有ることに気づいてからは、なぜか阿漕を通るたびに、

  「ああ、阿漕だ」

 とつぶやくようになってしまいました。
 別にどうということのない話ですが、今日もきっと

  「ああ、阿漕だ」

 とつぶやくことでしょう。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2007/05/25 号

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