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【蝉の羽月】(せみのはづき)
 (薄い着物を着るからいう) 陰暦6月の称。 《広辞苑》

 「蝉の羽」といえば蝉のはねのような薄い着物と言う意味があります。
 源氏物語夕顔には「蝉の羽もたちかへてける夏衣」という表現が登場します。
 襲(かさね)の色目にも「蝉の羽」が有ります。その組み合わせは、表は檜
 皮(ひわだ)、裏は青だそうです。

 夏蝉の鳴き出す時期は地方によって大分違うでしょうが、東京近郊では大体
 6 月末〜 7月初め(共に新暦の日付)辺りであったそうです。
 この時期というと半夏生の時期に一致しますので、蝉を「半夏虫」と呼ぶこ
 ともあるそうです。

 半夏虫と呼ばれる蝉の鳴き出す頃、蝉の羽を思わせる薄衣を身につける月、
 その月の名前が「蝉の羽月」とは、何とも優雅ですね。

 心配なのは、地球温暖化の影響か、はたまた都市のヒートアイランド現象の
 ためか、昔に比べて気温が上がって蝉の初鳴きの時期が早まっているとのこ
 と。それと、気温が上がって「蝉の羽」のような衣でも暑くてたまらなくな
 ってしまうことですかね?

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2007/07/17 号

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