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【桐一葉】(きりひとは)
 桐の葉が1枚落ちるのを見て、秋の訪れを知ること。
 衰亡のきざしの象徴とされる。秋の季語。    《広辞苑》より

 桐の葉は大きい。
 秋になる団扇ほどもある大きなその葉が枯れ、乾燥してやがて桐の枝を離れ
 て地に落ちます。風がない夜にでもこの葉は落ち、地上でカサカサ乾いた音
 を立てます。
 中国の古典、『淮南子(えなんじ)』に、

   一葉落ちて天下の秋を知る

 と言う言葉があり、これから出た季語だそうです。
 夏の季節を通じて空を隠していた桐の葉が落ちるのを見て、秋の訪れを知る
 と言った意味の言葉です。

 転じて、勢い盛んに栄えたものが、凋落して行く様子の例えとして使われる
 こともあります。


 葉の落ちた音に驚いて暫し声をひそめた秋の虫が再び鳴く頃、落ちた桐一葉
 に感じるものは秋の訪れなのか、人生の秋の兆しなのか。
 さて、どちらでしょうか?


オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2007/09/06 号

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