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【賞味期限】(しょうみ きげん)
 加工食品を、その期間内であればおいしく食べられるとする期日表示。
 賞味期間。  《広辞苑》

 加工食品を包装状態のまま所定の環境に置いた状態で、製造者が安全性や味
 ・風味等の品質が維持されると保証する期限を示す日時である。
 この表現の期限は、衛生面による問題よりも品質を問う部分に依存するため、
 主に長期間衛生的に保存できる加工食品に用いられる。
 《フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』》


◇賞味期限と信義則
 最近では赤福、ちょっと前なら白い恋人、もっと前なら不二家による賞味期
 限改ざんの問題が大きなニュースになっています。
 まあよく続くなと言う印象です。

 一つ一つの問題を見てゆくとそれぞれいろいろな事情があるのでしょうが、
 それはコトノハの範囲を超えるので、今回は「おいしく食べられるとする期
 間」、賞味期限について考えてみます。
 メーカーの謝罪会見などを横目で見ていて思うことは、メーカー側は

   まだ食べられる

 と思ったから日付を改ざんしてもう一度売ってしまったもののようです。

 賞味期限がどのような基準で作成されるのかは私には判らないのですが、賞
 味期限を辞書の意味通り「まだおいしく食べられる期間」と考えるのなら最
 初から、長い賞味期限を設けておけばよかったのにと思います。
 (勿論それで、「食中毒多数」なんてなったら責任をとるとしてです)
 自分で設定した賞味期限を改ざんしたりするから、売り手と買い手の信義則
 に反する行為として問題になるのではないのでしょうか?

◇私にとっての「賞味期限」
 ここで思うのですが、最近みんな賞味期限に対して神経質になりすぎるとい
 うか、他人任せにしすぎます。
 賞味期限が切れたかどうかより、「自分が食べて大丈夫かな?」と言う自分
 の判断で決めればいい問題なのに。勿論その判断材料の中にはメーカーが保
 証した期間というのも入るでしょうが、それはあくまで判断材料の一部であ
 って全部ではないはず。
 最終的には目や鼻、味などを使って、食べて大丈夫かどうかを判断するのが
 本筋ではないでしょうか。

 メーカーは、消費者とは違って作り手というプロですから、勿論一般消費者
 より厳しい基準で「期限」を区切るのは当然です。でも最終的に食べるのは
 自分なので賞味期限が切れていようがいまいが、食べられると思えば食べれ
 ばよいし、ダメだと思えば食べなければよいだけです。

 作り手が設定した「賞味期限」を大幅に越えたものを食べ、その結果お腹を
 こわしたとすれば「自分がバカだった」ということです(この場合、腹をこ
 わした理由は人様には恥ずかしくて言えないですね)。

 人間は様々、病気や生まれながらの体質で免疫力が弱い方であれば少しでも
 傷んだ食品は避ける必要があるでしょうし、私のように匂いを嗅いで異臭を
 感じないものなら何でも大丈夫という人間なら「賞味期限2倍の法則」でも
 良いと思います。

 「賞味期限」という人の付けた数字を盲信して自分で判断しないというよう
 な風潮は、改ざんされた商品を食べて食中りする以上に、危険だなと感じる
 今日この頃です。


オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2007/10/28 号

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