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【厚顔無恥】(こうがん むち)
 あつかましくて恥知らずのようす。 《学研国語大辞典》

 【厚顔】だけでも、「あつかましく、恥を知らないようす。ずうずうしいよ
 うす。鉄面皮。」と言った意味になります。
 【面の皮が厚い】でもまた、「厚かましい。ずうずうしい。」といういみに
 なります。

 人間にとって、顔は外界、つまり社会に向ける窓口のようなもの。人間はこ
 の窓口の状態に大変敏感に反応するように出来ているようです。
 それだけに、「恥ずかしい行為」をしてしまったときにもまずその反応は顔
 に出ます。この様子が【赤面】で「はずかしくて顔をあからめること」とい
 う意味になるわけですね。

 ところが、普通に考えれば「赤面」してしかるべき行為をしておきながら、
 その様子がないような人間を「厚顔」であるとか「厚顔無恥」と呼ぶわけで
 す。きっと、顔の皮が厚いとはその皮の分だけ、感覚が鈍いと言う意味なの
 でしょうね。

 環境の変化でしょうか、昨今は人類の面の皮が徐々に厚くなりつつあるよう
 な気がします。これって、進化かな? 退化かな?
 (生物学的に、本当に面の皮が厚くなっているか否かは知りません。その点
 誤解の無いように)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2008/01/08 号

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