こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
【土筆】(つくし)
 スギナの地下茎から早春に生ずる胞子茎。筆の形をし、食用とする。
 つくしんぼ。筆の花。古称、つくづくし。春の季語。
  《広辞苑》

 Web こよみのページ情報で書きました季節のページは、毎月の主な年中行事
 や、その時々の季節を表す言葉などを選んで紹介するページです。
 私にとっては、毎月の息抜きページとも言え、毎月楽しんで作っています。
 さてその季節のページ三月号を作りながら三月に相応しい言葉が何かないか
 なとパラパラと色んな本をめくっていると、いい言葉が見つかりました。

  土筆野 (つくしの)

 というのがその言葉。
 たくさんの土筆が一斉に地面に顔を出した様子を表現した言葉です。
 まだ小学校に入学したばかりの頃、学校の帰り道にたくさんの土筆の生える
 場所を見つけました。
 大きめの用水路か何かを撤去した後らしく、むき出しの地面が広がっている
 場所で、そのむき出しになった地面にたくさんの土筆が顔を出していました。

 たくさん顔を出した土筆を摘んだり、摘むのに飽きると大怪獣にでもなった
 気分で、土筆を踏みつぶして歩いたり(土筆さん、許してください)して遊
 び、たくさん道草を喰いました。この頃にたくさん道草を喰った結果として
 今の私が出来たようです。

 今住んでいる場所は周囲に田んぼが広がるような場所ですから、そのあぜ道
 に土筆の生える場所はいくつかありますが、土筆野と言うほどたくさんは得
 る場所はなくて、昔に返って大怪獣になることは出来ません。

 やがては、土筆野どころか、土筆さえ春の野に見つけることが出来なくなっ
 てしまうかもしれませんね。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2008/03/01 号

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