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【花曇】(はなぐもり)
 桜の咲く頃、空が薄く曇っていること。春の季語。
  《広辞苑・第五版》

 桜の咲く頃になるとついつい、「花」という言葉が着く言葉が思い浮かんで
 しまいます。
 今朝の天気はうっすらと雲が青空を覆う薄曇。

  ああ、花曇だ

 と思ったところで、この言葉を取り上げてみました。
 期待して広辞苑を引くと出てきたのが冒頭の説明。
 もう少し長く説明してくれると助かるのに、期待はずれでした。

 桜の花の咲く頃の薄曇りですから、曇りは曇りでも暖かい曇り。
 春の頃のこの暖かい曇りには花曇りの他にも「鳥雲」とか「養花天」という
 名前もあります。

 鳥雲は春になって渡り鳥が故郷の北国に飛んでゆくような陽気の曇り。
 養花天の方は花を養い育てる曇り空の意味で、春のこの時期の暖かい曇り空
 の下では花の命は永らえられると言います。

 前回のコトノハでは、桜の花の咲く期間の短さをあらわした「花七日」を取
 り上げました、花曇が続けば花の期間が七日から八日、九日と延びてくれる
 のでしょうか?

 花曇りで、花の命が延びてくれるのは嬉しいですが、それもいつまで続くか
 わかりませんから、桜の花の咲いている今のうちに花見を楽しんでおいた方
 がよいでしょうか。

 今日は土曜日。
 花曇りの空の下で、三分咲きの桜の花を眺めてこようかと思います。


オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2008/03/29 号

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