こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
【垣通し】(かき どおし)
 シソ科の蔓性多年草。茎は四角、垣根などの狭い隙間に入り込むのでこの名
 がある。葉は円状腎臓形で、縁に鈍い切れ込みがあり、粗毛を持つ。
 春、葉腋に淡紫色の唇形花を開く。茎葉を疳(かん)の薬、強壮薬とする。
 疳取草。漢名、馬蹄草。文明本節用集「積雪草、カキトヲシ」

 春の道を歩くと、そこかしこにこの紫の小さな花を見かけます。
 見かける場所は足下。

   道端の花

 というのが垣通しという花に一番ぴったりの名前かも知れません。
 花が済むと茎は倒れ、蔦状になってどんどん伸び1mにも達します。花が有
 る時期には小さな花なのですが、植物は強い。こうして伸びながら垣根を通
 り越して育つから「垣通し」と呼ばれるようになったそうです。

 茎は至る所からヒゲ根を出して、どこで切れてもまた残った節から芽をだす
 という力強さは雑草らしい雑草です。踏まれても倒されても負けません。
 一所懸命にその場所を守って生きる垣通しが春の盛りに可愛らしい紫の花を
 つけて、これまた一所懸命に咲いています。

 この時期、道を歩くその足下にもこの道ばたの花が咲いているかも。
 注意して眺めればどこででも、この道ばたの花から春を感じる事が出来るか
 も知れませんね。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2008/04/11 号

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