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【麦嵐】(むぎあらし)
 初夏、麦の収穫の頃に吹きわたるさわやかな風。麦の秋風とも言う。
 夏の季語。
  《季節のことば辞典》

 「麦秋(ばくしゅう)」といえば、旧暦四月の異称でもあります。今日は旧
 暦では4/25ですから、麦の秋もいよいよ深まった頃、晩秋といったところで
 しょうか。

 麦の秋が深まり、麦の穂が十分に重くなればこれを刈り取る麦刈の季節とな
 ります。田んぼの稲の刈り取りの頃である、こちらは普通の秋と言えば心配
 なのは台風。嵐です。

 秋の嵐はそれまでの農家の人の苦労を台無しにしてしまいかねない恐ろしい
 嵐ですが、これに対して麦秋に吹く麦嵐はといえば、麦の実りを祝福する心
 地よい風。冬の間しっかりと踏みつけられて丈夫に育った麦なら、実がつま
 って重たくなったその穂を心地よさげに左右に揺らすのみ。

 この麦嵐の止む頃となればそろそろ麦は刈り取り。
 麦畑の秋も終わりとなります。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2008/05/29 号

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