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【山茶花】(さざんか)
 (字音サンサクヮの転)ツバキ科の常緑小高木。四国・九州の暖地に自生。
  高さ約 3メートル。葉は厚い。秋から冬にかけて白花を開く。八重咲・一
  重咲、淡紅・濃紅など園芸品種が多く、庭園・生垣などに植栽。種子は大
  きく、油を採る。材は細工物にする。ヒメツバキ。漢名、茶梅。冬の季語。

 山茶花は晩秋から初冬に咲き始める花です。
 この文字で「さざんか」と読むのはなかなか難しいですが、元はその文字の
 とおり「さんちゃか」のように呼ばれていたものが変化して現在の読みにな
 ったようです。

 山茶花は椿とよく似ています。専門的に見ればいろいろと違いがあるのでし
 ょうが、素人目にはなかなか解りません。
 それがはっきりするのは花が散るときでしょうか。
 椿は花が枝に付いたままの状態でぽとりと落ち、山茶花は花びらが一枚一枚
 わかれてはらはらと落ちます。

 山茶花の古名に「こかたし」というのがあるそうですが、この名前は「小さ
 いかたし」の意味。して「かたし」は何かといえば椿を指す言葉だというの
 で、昔の人も山茶花は小型の椿くらいに思っていたようです。

 さてこの山茶花ですが、この木は日本原産ということです。
 木そのものは日本原産ですが、「山茶花」という言葉は中国から渡来した物。
 こうした場合、往々にして物と名前の取り違いが起こるのです。
 中国では「山茶」は椿の漢名だそうで、椿の花を「山茶花」と書いたそうで
 す。山茶花の漢名はというと「茶梅」だそうです。
 なんだかややこしい。

 山茶花は冬の初めに咲く花ですが、この時期に咲き始めるものもあるとのこ
 と。まだその花を見ることは出来ます。
 日本の山茶花と中国の山茶花(椿)との違いを、見比べて見てください。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2009/01/09 号

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