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【お茶を濁す】(おちゃをにごす)
 表面だけとりつくろい、いいかげんなことを言ってその場しのぎの処置をす
 る。「茶を濁す」ともいう。
 [語源]
 茶の湯の作法をよく知らない者がいいかげんな作法で茶をたててその場をと
 りつくろうことから出たことばといわれる。
   《成語林》

 語源としては別の故事辞典では
 「お茶の濁りぐあいなどを話題にして、一時しのぎをすることから。」
   《現代に生きる 故事ことわざ辞典》

 とありました。成語林の語源説は「大言海」の説明からとったようです。後
 に採り上げた辞書の説はどこから出たものかわかりませんでした。
 成語林に書かれた説明はなるほどと思います。

 わたしも茶の湯の心得などないものですから、もし自分が茶を点てるような
 立場に立たされたなら素人作法でこの語源説の通り「お茶を濁す」ことにな
 るでしょうが、幸いそうした場面に遭遇することは多分一生無いでしょうか
 ら、自分の置かれる立場としては後者の辞書にある「お茶の濁り具合を話題
 にして一時しのぎをする」のほうが有りそうです。

 ただし、日常生活で抹茶を出されることは少ない(というか、まず無い)で
 しょうから、困ったときに濁りの話題に採り上げられるお茶は煎茶か?

  そう言えば、今日のお茶はちょっと濃いめですね

 とか云って、煎茶の濃さの話題でお茶を濁すことは果たして可能か否か。
 そんな場面に遭遇したら一度試してみましょう。
 なんて馬鹿な話で、今日のコトノハもお茶を濁してお終いです。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2009/11/28 号

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