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【下萌え】(した もえ)
 人目につかず芽ばえること。また、その芽。春の季語。
 続拾遺和歌集春「下萌え急ぐ野辺の若草」
  《広辞苑・第五版》

 一面の枯野に仄かに緑の色が混じる季節となりました。
 春の訪れとともに冬枯れした草の下から新芽が芽生え、その緑が顔をのぞか
 せているのです。
 名前さえ知らない道端の雑草の芽でも、その初々しい緑には目を惹かれます。

 まだ春の浅い時期ですから枯野の上に雪が残っているところも多いことでしょ
 うが、雪の下では枯草に守られて若い緑が芽吹いているかも。
 雪が融けて枯草とその根元の緑が姿を現すのも間近です。

 下萌えの緑は、春の訪れと、そしてなにか新しい希望の訪れを見るものに感
 じさせてくれます。
 何かいいことが起こりそう。
 下萌えの緑を目にすれば、なんだかそう思えてきます。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2010/03/18 号

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