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【春黄金花】(はるこがねばな)
 山茱萸(さんしゅゆ)の花の別名。→山茱萸

 【山茱萸】(さんしゅゆ)
  ミズキ科の落葉小高木。朝鮮半島原産で、日本では庭木として植栽。
  高さ約 3メートル。春早く、葉に先だって鮮黄色の小花を集めてつける。
  晩秋、紅色楕円形の果実を結び、漢方生薬の山茱萸として強壮薬。
  ハルコガネバナ。アキサンゴ。ヤマグミ。春の季語。
   《広辞苑・第六版》

 早春、白梅・紅梅が咲く頃、梅にはない黄金色の色合いを持った花をつける
 のが山茱萸。
 日本への渡来は江戸時代。中国から渡ってきた植物だそうです。

 日陰にも耐えてよく育ち、その実は滋養強壮の薬になると言うことから薬用
 として輸入され、庭木としても使われるようになった木です。
 中国ではこの山茱萸の実を毎日2〜3粒食べ続ければ不老強壮の効果があると
 珍重されたそうです。

 茱萸とはグミのことで、山茱萸の実がグミに似ていることからこの名が付い
 たといわれています。ただし、実にグミのような斑点はなく、光沢があって
 美しい。秋になるとこの実が枝を飾ることから秋珊瑚(あきさんご)の別名
 もあります。

 秋になれば枝を茜色の実で飾り秋珊瑚と呼ばれる山茱萸ですが、春はその黄
 金色の花で飾ることから、春黄金(はるこがね)とも呼ばれます。
 花そのものの形は、花弁等の形もはっきりしない小さなものですが、枝一面
 を覆うようにこの小さな花が付き、木全体が黄金色に染まります。

 春は黄金色に、秋は珊瑚色にと色は変わりますが、それぞれの季節に目を楽
 しませてくれる山茱萸の木です。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2011/02/06 号

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