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【大風呂敷を広げる】
 実際にはできそうにないことを言ったり、計画したりする。大言壮語する。
 ほらをふく。
 → おお‐ぶろしき【大風呂敷】
  《広辞苑・第六版》

 風呂敷は入浴時に着物を包み、湯上がりには足を拭き、その上で服を着たり
 もしたそうで、ここから風呂敷と呼ばれるようになったそうです。
 入浴時に衣服を包んだのは他人の服と取り違えないためだとか。
 風呂への行き帰りに入浴用具を持ち運ぶためにも使われたそうです。

 江戸時代までは家に内風呂があるという者は、ごくごく一部の富裕な階層に
 属する者だけでしたから、それ以外の大部分の者は銭湯通い。風呂敷は必需
 品だったのでしょう。

 現在私の住んでいるあたりでは温泉がでるため、温泉に入るのも銭湯に入る
 感覚です。私の同僚(独身)などは、「家の風呂に入ったことがない」そう
 で、仕事が終わると、いそいそと近所の温泉に向かいます。そのため彼の車
 には、いつもお風呂セットを入れたバッグが入っています。
 あのバッグが現代の風呂敷だとすれば、足を拭くのに使えない分、本家の風
 呂敷のほうが機能的かも知れません。

 さて、お風呂のお供として、大層役立った風呂敷ですが、そのうちお風呂以
 外の用途にも使われるようになりました。

 風呂敷は何でも包むことが出来る便利な布です。
 もしその便利な風呂敷を大きくしたら、それこそ何でもかでも包むことが出
 来てしまいそうです。ここから何でもかでも取り入れ、話を大げさにいうこ
 とを大風呂敷を広げる、あるいは単に大風呂敷というようになったそうです。

 本日は、2/23、「ふろしきの日」。そこで思いついたコトノハでした。
 大風呂敷の話でしたが、説明の内容は決して「大風呂敷」ではありませんの
 でご安心下さい。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2011/02/23 号

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