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【春疾風】(はるはやて)
 春の季節に特有の強風・烈風。春の季語。
   《広辞苑・第六版》

 昨日の朝は暖かく、日中は暖かい陽射しを浴びながらどこかから漂ってくる
 梅の香りを楽しめました。
 いよいよ春だなと思っていたら、夕方になって一気に気温が下がり、あっと
 いう間に冬の寒さに逆戻り。

 春の始めは、南から拡がる暖気と、北の彼方に去りきらない冬の寒気がせめ
 ぎ合い、目まぐるしく寒暖が入れ替わる時期です。
 こんな寒気と暖気の入れ替わる時には、強い風が吹いて春の嵐が起きること
 になります。

 春疾風は、こうした春先に吹く強い風の呼び名の一つ。
 寒冷前線が近づくとともに砂塵を巻き上げる春疾風が吹き、寒冷前線が通過
 すればあっという間に冬型の気圧配置に逆戻り。

 幾度か春疾風が吹き、去って行くことを繰り返しながら、春は次第に春らし
 さを増して行き、ついには冬の最後の残滓も吹き払って季節の交替を完了し
 ます。
 季節の交替が完了するまであと何度、春疾風の風が吹くことでしょうか。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2011/02/26 号

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