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【禾】(〔音〕カ〈クヮ(漢)〉〔訓〕のぎ)
 [意味]
  1.稲。穀類の総称。「禾本科」
  2.稲などの穂先についている毛。のぎ。のげ。
 [解字]
  解字穂先のたれた植物を描いた象形文字。

 【のぎ】(芒)
  1.イネ科の植物の花の外殻(穎(えい))にある針のような突起。
   のげ。〈新撰字鏡7〉
  2.(「禾」とも書く)金箔・銀箔を細長く切った切箔(きりはく)の一種。
   砂子などとともに絵画や装丁の飾りに用いる。野毛(のげ)。
   《広辞苑・第六版》

 「禾」については漢字の偏の一つ「ノギ偏」としてはよく知られていますが
 この文字単体ではあまり一般的な文字とは云えません。

 このあまり一般的でない文字を採り上げたのは、9/3〜9/7(2011年)が、七
 十二候の四十二番目、処暑の末候にあたる「禾実る」だからです。

 さて、「禾実る」書いてどんな風に読むかですが、Web こよみのページでは
 「こくもの みのる」と紹介しています。
 「のぎ みのる」でもよいかなと思ったりもするのですが、「のぎ」だと、
 最初に書いたとおり「なんのこと?」と意味が通じない可能性が高そうです。

 こんなあまりなじみの無い「禾」ですが、稲の穂に見えるあのとげとげが禾
 です。
 今頃は多くの地方でこの「禾」をつけた稲穂が頭を垂れ、稲刈りを待つ時期
 に当たります。もしどこかで、そうした稲穂を目にする機会があったら、
 「これが禾か」とノギの姿を確認してみてください。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2011/09/07 号

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