こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
【花冷え】(はなびえ)
 桜の咲く頃に寒さがもどって冷え込むこと。
 春の季語。
   《広辞苑・第六版》

 春は、冬の寒さと夏の暑さが入り交じり、せめぎ合いながら徐々に冬の割合
 が減り、夏の割合が増えてゆく季節です。

 そのせめぎ合い勝敗の行方もさすがに桜の花が咲く頃ともなれば、夏が冬を
 圧倒しはじめる様子がはっきりと感じられるようになってきます。
 夏の気が勝って暖かくなった風を感じながら、満開の花の下で花見。そう行
 きたいところですね。

 そんな時に「まだまだ私は頑張りますよ」とばかりに冬が寒さを連れて戻っ
 て来ることがあります。こうした桜の花の時期にぶり返す寒さを「花冷え」
 と呼びます。

 一度、暖かい陽射しや風になじんだ身には、花冷えと呼ばれるこのぶり返し
 の寒さは、身にしみることひとしおです。
 一度は開いた桜の花も、「もう少し蕾のままでいればよかったかな」と後悔
 しているかもしれません。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2012/04/08 号

こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック