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【紅花】(べにばな)
 キク科の一年草。小アジア・エジプト原産の染料・油料用植物。高さ30〜90
 センチメートル。
 夏、紅黄色のアザミに似た頭花をつける。小花は細い筒形。日本には古く中
 国から入り、東北地方(特に山形県)を中心に栽培。古くは花冠を採集して
 染料や紅(べに)を作った。今日では主にアメリカ産のものを切花用や紅花
 油採取用とする。くれない。末摘花(すえつむはな)。サフラワー。
   《広辞苑・第六版》

 本日は、七十二候の「紅花栄う」の候の始まりの日ということで、紅花を採
 り上げてみました。
 紅花は、紅の花とも呼ばれ夏の季語ともなっています。

 紅花はインド・中国・中近東からエジプトに至るまで広い範囲で古くから栽
 培されている植物だそうです。
 日本には、七世紀に高麗僧曇徴(どんちょう)によってもたらされ、今でも
 化粧用品の色素として使われ、「口紅」の紅は元々この紅花の紅でした。
 「口紅」という商品名が登場するのは江戸時代からといわれていますが、そ
 れ以前は単に「紅」とだけ呼んでいたようです。

 紅花は花としては黄色といってもよい色で、紅色とはとても言えません。
 よくこの花から「紅の色素」を発見出来たものですね。

 大分昔話になりますが山形に住んでいたことがあります。
 その時代に「紅花」についてはよく見聞きしたものですが、残念ながら「紅
 花の畑」を見たことは有りません。あの時代にもっとものをよく知ろうとし
 ていればと今更ながら後悔しています。
 一度見てみたいですね、一面の紅花の畑を。

 紅花については古くから栽培されていたと既に書きましたが、あまりに古く
 から栽培されていたためでしょうか、不思議なことに野生の紅花は発見され
 ていないそうです。何となくミステリー。
 ずっと人間と一緒に生きてきた花なんですね。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2017/05/26 号

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