こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
【一粒万倍】(いちりゅう まんばい)
 [報恩経 4「世間求利、莫先耕田者、種一万倍」]
 1. 1粒の種子もまけば万倍の粒となるの意で、少しのものもふえて多くの数
  になるたとえ。少しだとて粗末にはできぬの意にも。
 2.稲の異称。〈日葡辞書〉
   《広辞苑・第六版》

 暦の暦注の一つに「一粒万倍日」というものがあります(今日も)。
 その日行ったことは万倍の結果となって返ってくる日とされ、商売を始める
 場合などにはよい日だと考えられるようです。
 ただし、「結果が万倍になって返ってくる」ということは、借金などしたら
 これは大変な日でもあります。

 また「一粒万倍」には稲という意味もあります(語釈 2の意味)。
 秋と言えば稲が実る季節。「一粒万倍」の異称を持つ稲が、自然の恵みと人
 の手を経て万倍になって帰ってくる季節です。春から八十八の手間を掛けて
 育ててきた人々のご苦労が報われますように。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2019/08/31 号

こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック