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【女梅雨】(おんな づゆ)
 しとしとと長く降りつづく型の梅雨。
 一時代前のしとやかな女性のイメージ。
  《雨の名前 (著者 高橋順子・佐藤秀明)より》

 来る日も来る日も雨が降り、手には傘を持ち、足には長靴という出で立ちで
 学校に通う、それが私の中での梅雨の風景です。
 子供の頃暮らしていた場所はずいぶんと田舎でしたから小学校の 6年間通っ
 た道は未舗装でした。

 雨が続く梅雨の頃にはあちこちに水たまりのできる片道 2kmの道を、水たま
 りを選ぶようにしてザブザブ歩いて通っておりました。そのころの印象が余
 程強かったのか、もうかれこれ半世紀近くすぎても梅雨といえば、このころ
 の光景が浮かんできます。それもなぜか、足下の水たまりのことばかり。

 私の脳裏に定着した梅雨というのは、こんな具合で連日雨の降る季節でした
 けれど、今年(2020年)の梅雨はというと、連日雨続きということはありま
 せん。それに、雨が降るときでも、しとしとと静かに降る感じです。
 梅雨をタイプ分けするとすれば、今年は女梅雨かな?

 まだ梅雨が始まったばかりなので、途中で豹変するかもしれませんが。
 それにしても、『雨の名前』の女梅雨の説明の「一時代前のしとやかな女性
 のイメージ」という説明、なかなか味わい深いですよね。
 いろいろな意味で。
 思わず、クスッと笑ってしまいました。

 今朝の天気は雨。外を見ると降っていることに気がつかないほどの静かな雨
 が降っていました。なるほど、しとやかな女性のイメージです。
 「しとやか」の前に一昔前とつけるか否かは皆さん御随に。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2020/06/28 号

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