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【念仏の口止め・念仏の口開け】
・念仏の口止め
 12月のある日に仏の祭納めをすること。
 この日以後、正月の念仏の口明けの日までは念仏を唱えない。

・念仏の口開け
 正月になって初めて仏を祭って念仏する日。関西地方でいう。
  《広辞苑・第六版》

 「念仏の口止め」と「念仏の口開け(念仏の口明け)」は対になる行事。
 正月は年神が家々に宿ります。年神様は念仏がお嫌いとのことなので、正月
 の準備が始まる頃から、年神様が天にお帰りになるまでの間は念仏を唱える
 のを差し控えるのだそうです。

 念仏の口止め・念仏の口開け(「後生始め」ともいいます)の期間は地域に
 よって異なるようですが、こよみのページでは、念仏の口止めを12/16、口
 開けを1/16としています。

 今日は1/16、念仏の口開けの日です。
 昨日は左義長(どんど焼き)の日でしたから、年神様は左義長の火の煙に乗
 って帰り、今頃は天にいらっしゃるはずですから、今日からはこの一月の間
 年神様に遠慮してくださった仏様に対して念仏を唱えることが出来るように
 なります。

 神様が念仏を嫌うというのもなんだかなという気もしますが、変に争い合う
 より、譲り合って(?)それぞれの立場で私たちを見守ってくれているのか
 なと考えると、それもまんざら悪いことでも無いような気がします。

 「いい加減な」

 と言われそうですが「念仏の口止め」「念仏の口開け」という日が来る度に
 こんないい加減さもまたよしだよなと思えます。
 それは、私自身がいい加減なやつだからかもしれませんけどね。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2021/01/16 号

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