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【社日】(しゃにち,しゃじつ)
 (「社」は土地の神の意)暦注で、春分・秋分に最も近い戊(つちのえ)の日。
 一説に、立春・立秋の後の第5の戊の日とも、また、旧暦2月・8月の甲(きの
 え)の日ともいう。
 土の神を祭って、春は五穀豊穣を祈り、秋は収穫のお礼参りをする。
 春のを春社、秋のを秋社という。
  《広辞苑・第六版》

 本日は、2021/3/21。
 日の干支は戊辰(つちのえ たつ)。
 今年の春分の日は一日前の3/20でしたから、今日は春分の日に最も近い戊の
 日と言うことで、春の社日、春社の日となります。

 社日とは土地の神である「産土神(うぶすながみ)」を祭った神社にお参り
 して五穀を供えて春には豊作を祈り(春社)、秋にはその年の初穂を供えて
 収穫に感謝する(秋社)といった行事が行われる日です。

 皆さんのお住まいの場所にも、その土地を守ってくださっている鎮守の森の
 お社が身近に有るのでは無いでしょうか?
 どこかの大きな神社にお参りするというのではなく、こんな身近な土地の神
 様に感謝する日、それが社日です。

 語釈では更に
  「一説に、立春・立秋の後の第5の戊の日とも、
   また、旧暦2月・8月の甲の日ともいう」
 と有りますが、こちらの方ではどうなるかを今年の春社について調べてみる
 と

 ・立春後の第5の戊の日・・・3/21 (本日)
 ・旧暦2月の甲の日・・・3/17,3/27,4/6?

 「旧暦2月の甲の日」とだけ書かれちゃうと、3日も出てきてしまいます。
 この辺はハッキリして欲しいですね。もっとも、それは国語辞典に求める内
 容ではありませんけどね。

 現在では社日は単なる暦注ではなく、暦と社会生活を結びつける役割を持つ
 雑節の一つとして取り扱われることの多いものなので、雑節として考えれば
 「春分・秋分に最も近い戊の日」という方式が定着しています。

 ただ、この方式だと社日より広く私たちの生活に浸透している「お彼岸」の
 時期に重なってしまうことが多く、どうも今ひとつ、社日の影は薄いような
 気がします。

 そんな、影の薄い社日ではありますが、いつも私たちの生活を見守ってくだ
 さっていて、秋には実りをもたらしてくださる土地の神様に感謝するという
 日ですから、時間を見つけてご近所にあるお社を訪ねてみてはいかがでしょ
 うか?

※Web こよみのページの「暦と天文の雑学」に
  社日・住む土地の神に感謝する日
  http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0731.htm
 がありますので、こちらの方もお時間があればお読みいただけると嬉しいで
 す(あ、お読みくださった後、評価なんかも行ってくれたら更に嬉しい)。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2021/03/21 号

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