こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
【雪は豊年の瑞】(ゆきは ほうねんのしるし)
 雪が多く降るのは豊年の前兆であるということ。
 「雪は豊年のみつぎもの」「雪は五穀の精」とも。
   《広辞苑・第六版》

 クリスマスイブの夜に降り始めた雪が降り続いて今日で4日目。
 積雪は既に60cmを越えています。
 平地でもこの有様ですから、山地ではどれ程になるか。

 東北生まれで、さらに豪雪で知られる新潟県や山形県にも住んだことがある
 ので、雪にはなれているつもりでいた自分ですが、考えてみるとここ20年程
 は雪とはあまり縁のない地方に暮らしていたために、今年のいきなりの大雪
 には面食らっています。

  冬には雪が降るんだった

 そんな当たり前のことを実感しています。
 いきなりこんなに雪が積もると、日常生活にも影響が出てしまいます。
 困ったものだ、とついそんな言葉も出てしまいますが、それはあくまでも人
 の側の事情。自然は人の事情なんかに頓着することはありません。

 とはいえ、人の都合に頓着しないということは、都合の悪いこともあれば、
 良いこともあると言うことです。人に頓着しない自然の都合の悪い面は巧く
 避け、あるいは耐えて、都合の良い面をより良く引き出す工夫をして行けば
 自然は恵みをもたらす、有り難い存在です。

  大雪で大変だ

 なんて近視眼的にぼやいてしまう私と違って、もっと先を見ることが出来た
 御先祖様方は「雪は豊年の瑞」という言葉を残すことで、多面的に複雑な自
 然の様相を捉える知恵を教えてくれているようです。

 そういえば、私が昔暮らしたことのある新潟県も山形県も豪雪地帯として知
 られる一方、米所として知られる県でもありますね。
 この冬はいきなりの大雪に面食らってしまいましたが、この大雪も間もなく
 おとづれる新年の豊年の瑞と思えば、有り難い自然の恵みと感じることも出
 来そうです。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2021/12/27 号

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