こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■月が有るのに、月の出の無い日?
 
 この日刊☆こよみのページを継続してお読み下さっている方なら、時折月の
 出の時刻が下のように「無し」となっていることがあるのに気づかれている
 と思います。気づいていなかった方は、これから気づいてくださいね。

  例 10/14 月出 22時56分 (正午の月齢 21.6)
    10/15  月出 23時58分 (  〃   22.6)
    10/16  月出 ・・無し (  〃   23.6)
    10/17  月出  0時59分 (  〃   24.6)

 この日刊・・・は毎日、今日と明日の二日分掲載ですが、今回は説明のため
 4日分の表示をまとめてみました。
 (日刊・・・のバックナンバーを引っ張り出すか、こよみのページの月出没
  時刻計算のページ( http://koyomi8.com/sub/moonrise.htm )を参照)

 確かに 10/16日の月出が「無し」となっています。ですがその日の正午の月
 齢は23.6となっていますから、新月だから見えない何て言う話ではありませ
 ん(月齢23.6だと、下弦の月の頃)。月はあるのに月の出は無い日なのです。

 なぜこんな事が起きるかは前後の日の月の出の時刻をよく見れば簡単にわか
 ります。さ、じっくりご覧下さい。

   ・・・ 待つことしばし ・・・
 
 さ、そろそろおわかりになりましたか?
 前後の月出時刻から、月出の時間間隔を求めて下さい。そうすると上の例で
 はそれぞれ、

  25時間02分 (10/14〜15の月出時刻の間隔)
  25時間01分 (10/15〜17の月出時刻の間隔)
 
 日付で見ると、10/14〜15で1日の違いと10/15〜17で2日の違いがあります
 が時間で見るとどちらも25時間ほどで大差なし。これが今回の答え。

 月の出の時間間隔は大体、24時間30分〜25時間10分ほど。1日の長さである
 24時間より少しだけ長い。このため23時30分頃に月が出た翌日はその日の内
 ( 0時〜24時)に月の出が起こらず、日付が更に1日進んだ 0時過ぎに月の
 出となることになります。

 『なーんだ、そんな当たり前のこと』

 とわかってみればそう言われそうですが、意外に皆さん、この当たり前のこ
 とに気が付かないみたいです。

 なお、今回は月出の無い日という話をしましたが、同じ理由から月没の無い
 日もあります。ともに大体一ヶ月に1回、まれには2回こんな事が起こるの
 です。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2006/10/17 号

こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック