こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■こよみのページの謎 『日没 − 日出 ≠ 昼時間 ?』

 日刊☆こよみのページには、日出没の時刻と昼時間というデータが掲載され
 ています。
 普通に考えれば、

  日没 − 日出 = 昼時間

 となりそうですし、ほとんどはそうなっていますが、時々1分違っていると
 言うようなことがあります。
「あ、計算間違ってる!」 のかな? 実例を見ながら考えてみます。

 ◇大阪 (2006/10/23)
  日出  6時 9分  日没 17時15分  昼時間 11時 5分

 上記のデータからすれば、「17:15 - 06:09 = 11:06」 となりそうですが、
 違っていますね。何故でしょうか。
 もったいぶって書きましたが、なんのことはない「四捨五入」の問題なので
 す。上記例の場合、仮に秒まで計算したとすると、

 A.日出  6時 9分29秒 日没 17時14分59秒 昼時間 11時 5分30秒
  (日出  6時 9分   日没 17時15分   昼時間 11時 6分)

 B.日出  6時 9分29秒 日没 17時14分58秒 昼時間 11時 5分29秒
  (日出  6時 9分   日没 17時15分   昼時間 11時 5分)
 
 と言った具合になります(秒の数値は説明のための仮の数字です)。 
 A,Bの下の()内の数値は、分以下を四捨五入して表示した場合です。
 A,Bの違いは日没時刻がBはAより1秒だけ早い。その結果、昼時間もB
 の方が 1秒だけ短いのですが、四捨五入してみるとAの昼時間が11時間と 6
 分なのに対してBの方は11時間 5分と、 1分短くなっているように見えます。

 またこのときの日出・日没時刻はと言うと分以下を四捨五入すればA,Bと
 も同じ(秒のオーダで見ると四捨五入ではなく、29捨30入ですが、意味は伝
 わりますね)。

 こうした誤解が入り込まないように、秒まで計算しては・・・といっても今
 度は 0.1秒単位の四捨五入で同じことが発生してしまうので、際限がありま
 せん。また、見かけ上矛盾しないように四捨五入した後の「日没−日出」で
 計算するという手もありますが、これはあまりに姑息な手段。見た目だけの
 ためにそんなことをするのは本末転倒ですので、しておりません。

 正しくその意味を理解して使ってこその数字ですので、本日は煩雑でしたが
 このような説明をさせて頂きました。

 本日の、ちょっと重箱の隅をほじくるような暦のこぼれ話は、これまで。

※この記事で「昼時間」とした言葉は当初「日照時間」と書いておりましたが、
 ここで説明した内容と「日照時間」の意味するものとの間に差が有りました
 ので、表現を修正しました(2007/12 に修正)。この件については、

 日照時間と日出没時刻の関係(http://koyomi8.com/doc/mlwa/200712280.htm)

 を参考として下さい。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2006/10/23 号

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