こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■文化の日
「自由と平和を愛し、文化をすすめる」

 というのが、現在の「国民の祝日に関する法律」(一般には「祝日法」と呼
 ばれます。昭和23年7月4日発布・即日施行)に書かれた文化の日の意味。
 この日は日本国憲法の公布を記念した日ですが、意外にそれすら知らない人
 が多い昨今です。日本国憲法はこの公布日から半年後に施行されたので、文
 化の日と憲法記念日は半年離れとなっています。

 この日の日付を見ると、戦前は「明治節」と呼ばれる祝日(明治天皇の誕生
 日)でした。一応無関係と言うことにはなっているのですが祝日法制定に先
 立ってとられた時事通信社の3000名対象のオピニオン調査では、15.1% の人
 がこの日を明治節として祝日にすることを望んでいた(選ばれた祝祭日にし
 たい日の第 9位の結果)ことから、多くの人が何らかの形でこの明治節を残
 したいと考えたのは間違いないと思われます。

 ただこの時代の日本は占領軍統治下。GHQ が国家神道・天皇崇拝に関連しそ
 うな祭日を認めるはずはないことから、11/3は

  衆議院案 文化祭
  参議院案 憲法記念日

 となり、調整の結果「文化の日」となりました。名を捨てて実(日付)をと
 ったと言ったところのようです。それだけ日本人にとって、明治とその象徴
 でもある明治天皇には特別な意味があったと言うことでしょうか。

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2006/11/03 号

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