■猛暑の特異日
一昨日は74年ぶりの日本の最高気温記録が更新された日。昨日もまたその余
熱か、大変暑い一日となりました。こんな暑さがどれくらい続くのかと心配
になっているところに今日の記念日をを見ると、何と本日は
猛暑の特異日
となっているではありませんか。
これは、またタイムリーなこと。
特異日とは気象の世界で使われる言葉で、気象学的な理由は不明ながら、な
ぜか特定の天気が現れる傾向の強い日をこう呼びます。
特異日とは単なる確率の揺らぎの結果であるとか(コインを 3回投げて、 3
回とも表になったようなもの)、気象学的な理由はあるが、まだその理由が
判っていないだけであるとか(その理由についても様々な説があります)い
ろいろ言われます。
もちろん、一口に特異日とは言っても、天気は地域によって違いがあり、世
界中同じ天気になるわけはありませんし、日本だけにしても日本全国が同じ
日に同じ天気になるわけではありません。
更に、統計をとる年代によって少しずつ変化してしまうもの(だから、単な
る統計の揺らぎという説があるわけです)ですが、目安としての役割は果た
してくれています。
気象学的な話に関しては、この日刊☆こよみのページの読者の方の中にも、
気象予報士の方がいらっしゃるので、門外漢の私がいい加減な話をするより、
そうした専門家の解説を待つことにしましょう(と、体よく他力本願に走り
ます。
「こよみのページ」としては、とりあえず本日のカレンダーには、「とって
も暑くなるかもしれないという記念日の一つ」として、
8/18 は猛暑の特異日
とマークして、皆さんにもお知らせするにと留めましょう。
餅は餅屋さんにと言うことで(「餅屋さん」からのフォローアップ期待して
おります)。
(『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
magazine.sp@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)
オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2007/08/18 号
|