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■元日の満月
 明日はいよいよ2010年。
 その2010年は年明け早々、元日のその日がその年最初の満月の日となってい
 ます。

  「元日のその日が満月となる年は他にもありますか?」

 という問い合わせがありましたので、近年の元日満月の年を調べてみると次
 のようになりました(調べた期間は西暦1870〜2070年の間)。

  1885,1896,1915,1934,1972,1991,2010,2029,2048 の 9回。

 200 年間で 9回は多いのか少ないのか。
 元日が満月になる日は例外もありますが基本的には19年に 1度くらいの割合
 で巡ってきます。19年に 1度ということは、つまり

    235朔望月 ≒ 19太陽年

 という関係、メトン周期です。
 太陽暦(今私たちが日常使っている新暦もその一種)で19年毎ごとに、同じ
 日付がほぼ同じ月の満ち欠けの状態になるという周期です。

 この関係がありますから、今年のように元日が満月となる日があれば、その
 19年前、19年後も満月になる可能性が高く、2010年に関してもその前の1991
 年とその後の2029年が満月となっています。

◇2010年の元日の満月には月食が起こる
 2010年元日は満月です。そしてこの日は月食も起きます。
 残念ながら今回の月食は食分が 0.08と小さい。
 食分とは月食や日食の度合いを表す数字で、これが 1.0より大きいものが皆
 既月食(日食)となります。

 その食分が0.08ですから、この月食はよく見ないと気が付かない位の月食で
 す。月食の起こる時刻は

  月食始まり 3:53
  最大食分  4:23 最大食分 0.08
  月食終わり 4:53
  (全て本影食の時刻)

 初日の出を眺めに行くついでに更に 2〜3時間早く起きて(か夜更かしして)
 見ると、ほんのちょっぴり欠けた満月を見ることも出来ます。

 ちなみに、19年後に再び元日が満月になる2029年もまた元日に月食となりま
 す。こちらは今回と違って皆既月食です。

◇月食ついでに
 2010年は、月食について言うと当たり年。
  1/1 , 6/26 , 12/21
 と一年に三度も月食が起こります。1/1,6/26は部分月食、12/21 は皆既月食
 です。
 
  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2009/12/31 号

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