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■二十四節気の最後、大寒
 明日(2010/01/20)は二十四節気の大寒(だいかん)です。
 大寒は、

  冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也

 冷えることの極みで、とっても寒いので「大寒」と呼ばれると、とっても分
 かりやすい名前です。
 今年は冬がそんなに寒くならないかななんて思っていましたが、さすがにこ
 の時期になると「やはり冬は寒いものだ」と思わざるを得ません。

 大寒は、二十四節気のなかでは十二月中(じゅうにがつちゅう)と言うもの
 で、この日を含んだ月を旧暦では十二月としました。
 現在の二十四節気の計算方法は、太陽が空の何処に見えるかを黄道座標(こ
 うどうざひょう)という座標で測って、その経度方向の角度、黄経が 300°
 となった瞬間を含む日が、大寒の入りとなります。

◇ちょっと寄り道 ・・・ 二十四節気について
 余談ですが、二十四節気は一年を時間や太陽の位置によって一年を24分した
 ものです。現在は既に述べたとおり太陽の位置によって決める方式をとって
 おり、黄経15°毎に区切っています。
 時折寄せられる質問に次のようなものがあります。

  二十四節気の大寒て、大寒の日だけを指すのですか?

 よく、「今日は二十四節気の大寒です」といった表現をするのでその日一日
 だけが大寒だと思う方がいらっしゃるようです。
 これはちょっと違います。

 二十四節気は、その始まる日(あるいは、その瞬間)を「節」とか「節入り」
 と呼び、節と次の節までの期間を「気」と呼びます。
 ですから、今年の大寒の例で云えば

  2010/1/20 ・・・・・ 大寒の節(節入り)
  2010/1/20〜2/3 ・・・ 大寒の一気

 ということになります。
 二十四節気は区切りの「節」と、その期間の「気」の両方を表す言葉です。
 両方あわせて「節気」だと思って頂ければ分かりやすい。

◇大寒は二十四節気の最後
 大寒の次の二十四節気はというと立春。
 立春はその名の通り「春立つ」、春が始まるという意味です。
 四季の巡りで見た一年を春夏秋冬と言い表すように、日本では伝統的に春を
 一年の始まりの季節と考えてきました。この考えからすると春の始まりであ
 る立春は一年の始まりとも云えます。

 大寒の次の二十四節気は一年の始まりの立春ですから、大寒は一年最後の二
 十四節気とになります。

 大寒は寒くて辛い時期ではありますが、ここを過ぎればもうすぐ春。
 暖かい春を夢見て、二十四節気のこの大寒の一気を耐えて行くとしましょう。
 そうそう、大寒に対応する七十二候の初候は、

  蕗のとう花咲く

 寒いけれど、雪の下では植物たちが花咲く準備をはじめているのです。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
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オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2010/01/19 号

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