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■一月に二度の満月
 本日2010/01/30は満月。
 今月は元日の日も満月でしたから、2010/01 は満月が 2度ある月(暦月)と
 言うことになります。

◇一月に満月が 2度ある月(暦月)
 月の満ち欠けの周期、朔望周期(さくぼうしゅうき)は平均して、29.53 日
 です。これに対して、暦の一月は大体30日か31日、例外として 2月が28日か
 29日です。 2月以外は暦月の一月は月の朔望周期より長いので、暦月一月の
 間に満月が 2度ある場合もあります。

 月の一日が満月だとすれば、大の月なら確実に月末にもう一度満月がやって
 来ますし、小の月の場合でも、大体 1/2の確率で月末が満月になります。
 大の月の二日の日が満月であれば、その月はやはり約 1/2の確率で月末が満
 月になります。

 今月は大の月で、かつ 1回目の満月が一日(元日)にありましたから、確実
 に月末に満月がやってくる暦月でした。そしてそのとおり、本日が 2度目の
 満月の日となりました。

◇満月が 2度ある暦月は珍しい?
 暦月の日数はまちまちですが、 1年12ヶ月で365.2422日ですから平均すれば、
 一月の日数は

  平均の 1暦月日数 = 365.24 ÷ 12 ≒ 30.44 (日)

 平均朔望周期は 29.53日ですから、平均の暦月との差は 0.91日。
 この差から考えると、一度一月に満月が二度見られた月があったとすると、
 次に同じような状態になるのは

  29.53 ÷ 0.91 ≒ 32.5ヶ月後 (= 2年 8.5ヶ月)

 辺りとなります。
 2010/01 が一月に二度の満月の見える月でしたから、この計算で行くと2012
 年の夏から秋頃にまたそんな状態となるはずです。
 実際に 2012/08は満月が二度見られる月です(8/02と8/31が満月)。

 大体 3年弱毎にはこんな月がやって来ます。さて 3年弱毎に 1度というのは
 珍しいと言うべきか?

◇満月が一度もない月の方が珍しい
 実を言うと満月が二度見える月より、満月が一度もない月の方が珍しいです。
 理由は簡単。満月が二度見える暦月の条件は、大の月全てと、小の月の30日
 の月(ただしこの場合、満月が二度見える確率は約 1/2)です。

 つまり、日数が、28ないしは29日しかない 2月以外なら満月が二度見える月
 となる可能性があるのですが、満月が一度も見えない月は暦月の長さが朔望
 月より短い 2月だけだからです。
 今年の 2月は、その満月の一度もない珍しい月です。

 ちなみに、こうした珍しい満月の一度も無い 2月の前後の 1月と 3月はほと
 んどが満月の 2度見える月となります(たまに、一月ずれることがあります
 けれど)。

 最後に、これから一月に二度の満月が見られる月と、一度も満月の見えない
  2月のリストを示します。

 ・一月に満月が二度見られる月
  2010/01 , 2010/03 , 2012/08 , 2015/07 , 2018/01 , 2018/03 ,
  2020/10 , 2023/08 , 2026/05 , 2029/01 , 2029/03 , 2031/10

 ・満月が一度も見えない月
  2010/02 , 2018/02 , 2029/02

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
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オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2010/01/30 号

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