こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■暦の上の「入梅」
 そろそろ、今年も梅雨入りでしょうか。
 五月にはあまりカラッと晴れた日が無かった気がしましたが、六月に入ると
 ますます不順?。そんな空を見上げるたびに、「そろそろ梅雨かな」という
 言葉が口をついて出てきます。

 さて、そんな梅雨入りですが気象庁さんが何か言ってくれるようになる時代
 以前は、その目安となる日付が暦の上にありました。
 それが雑節の「入梅」(実は、今も雑節にありますけど)。
 暦の日付が、梅雨入りの時期の目安として使われていました。

◇二つの「暦の上の入梅」
 現在の暦の上の入梅の日は、太陽の位置(黄道座標)によって決める方式で
 決定されています。太陽の中心が黄道座標の経度(黄経)80°を通過するの
 がその日で、例年6/10か11がこれに当たります。今年は6/11がその日です。
 この太陽の位置による方式が、「暦の上の入梅」を決定する新しい方式。

 これに対して、江戸時代の暦などでは二十四節気の芒種の後の最初の壬の日
 が入梅の日とされていました。これが「暦の上の入梅」を決定する古い方式。
 今年の芒種は、 6/6。その後の最初の壬の日はと日の干支を眺めると・・・、
 今年(2010年)はたまたま今日、6/11がその日。

 今年は新旧の「暦の上の入梅」が一致しました。
 あとは現実の天気は?
 本業で「お天気商売」といえる仕事をしている私としては、梅雨の頃は商売
 上がったり。

 梅雨は来て欲しくないとも、早く来てさっさと去っていって欲しいとも。
 どちらにせよ、梅雨入りするのかしないのかはっきりしない天気が続くのは
 願い下げ。

 暦の上の日付のように、現実の梅雨も「この日からこの日まで」とはっきり
 していたらいいのになというのは、私のわがままでしょうか。
 さて、本当に今年の梅雨はいつごろ始まるのかな?


  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
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オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2010/06/11 号

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