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■月食・2010/06/26
 今年は月食の当たり年。一年に三度も月食を見ることが出来ます。
 三度の月食の日付は

  ・01/01 ・・・ 部分月食(最大食分 0.08)
  ・06/26 ・・・ 部分月食(最大食分 0.54)
  ・12/21 ・・・ 皆既月食(最大食分 1.28(>1.0))

 明日はこの中の二番目の月食です。
 食分とは、どれくらい欠けるか、その程度を示す数字で、この値が 1.0を越
 えると皆既月食となります。今回は最大の食分が0.54ですから部分月食。月
 はその半分と少々が地球の影によって隠されることになります。

◇各地の状況
 さて、これが日食ですと地域毎に最大食分が異なったり、食の始まりや終わ
 りの時刻が異なるため、そうした情報をまとめて各地予報を作ることになり
 ます。日食の場合、地球上に月の影が落ちているわけで、その影との位置関
 係で日食の見え方が変化するので、こうした「日食の各地予報」が必要にな
 るわけです。

 この点、月食は楽です。
 月食は月に地球の影が落ちる現象で、月の何処かに影が落ちた瞬間に月食が
 始まるわけですが、遠く離れたお月様は地球からは丸見え。何処に影が落ち
 ようと、その瞬間は地球上のどこからでも見えるからです。条件があるとす
 ればそれは、

  その瞬間に月が空に見える位置にいること

 だけと云うことになります。
 今回の月食は、

  ・19時17分 月食の始まり
  ・20時38分 最大食分(0.54)
  ・21時00分 月食の終わり

 なかなか見易い時間帯じゃありませんか(しかも土曜日だし)。
 後は、その時間帯に月が見えるかです。
 今回は夏至の時期の月食ですので、月の位置は冬至の頃の太陽の位置に近く
 そのため、いつもの満月に比べて昇る時刻が遅くなるのが気になるところ。
 26日の各地の月の出の時刻を見てみましょう。

  26日の各地の月の出時刻
  ・札幌 19時15分 ・東京 18時57分 ・仙台 19時 0分
  ・大阪 19時11分 ・福岡 19時30分 ・那覇 19時22分

 予想どおり、月の出がかなり遅いので、福岡や那覇は月が出たときには既に
 月食が始まっていて、向かって左側がちょっぴり欠けた月が昇ることになり
 ます。

◇全体の状況
 今回の月食は、

  ・19時17分頃 月の出直後に、向かって左側から欠けはじめる 
  ・20時00分頃 左上の 4割あまりが欠ける。
  ・20時38分頃 最大食分。左上の 5割強が欠ける。
  ・21時00分頃 欠けた部分が真上の方向に変わる。 5割欠けた状態。
  ・22時00分頃 最後まで欠けていた右上の部分が輝きだし、月食終了。

 こんな具合です。欠けはじめてから終わるまでおよそ 3時間40分。
 土曜日の夜ですし、欠けて行く月を眺めてみましょう。
 なお、この日の月食のさらに細かな様子を確かめてみたいという方は、Web 
 こよみのページの

  月食シミュレーション http://koyomi8.com/sub/meclips.htm

 でお確かめ下さい。

◇最後に
 Web こよみのページの月食シミュレーションですが、最大食分の数値と欠け
 終わりの時刻がちょっとちがう・・・。
 地球の大気の影響による影の大きさの増加量の見積もりが少々小さめか?
 そのうち直さないといけませんね。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2010/06/25 号

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