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■半夏雨
◇半夏雨(はんげあめ)
 夏至を過ぎること11日あまりで「半夏生(はんげしょう)」を迎えます。
 半夏生は七十二候の一つ「半夏生ず」の日ですが、現在では七十二候の一つ
 というより雑節の一つとして採り上げられる存在になっています。七十二候
 の出世頭ともいえるかも知れません。

 現在の半夏生は太陽中心の視黄経が 100°となる瞬間を含む日と定義されて
 いて、今年は 7/2が半夏生です。
 半夏雨はこの半夏生の頃に降る大雨のことをいいます。

◇半夏水(はんげみず)
 半夏雨によって起こる洪水のことを半夏水といいます。
 半夏生の頃と云えば梅雨の終わり頃。
 梅雨の終わり頃には、記録的という形容がつくような大雨が降ることも多々
 あります。梅雨の時期ですから、それまでに降った雨によって川の水位は既
 にいつもより高め。そんな中で大雨が降れば洪水が起きやすいのも分かりま
 す。

 半夏生は昔は田植えの終わりを告げる日でもありましたから、田植えが終わ
 ったばかりの田が洪水によって害されることは人々にとっては恐怖以外の何
 者でも無かったはず。きっと、半夏雨や半夏水という言葉は、そうした恐怖
 から人々が特に敏感になっていたから生まれたものなのではないでしょうか。

◇今日は雨の日?
 さて、今日の暦のデータを見ていると今日、6/28は雨の特異日、つまり統計
 的に雨の多い日と言うことです。雨の特異日だからといって大雨が降るとい
 う意味ではありませんが、半夏生の頃に降る雨の日ですから、その日に半夏
 雨といえるほどの強い雨が降ることも多いのでは無いでしょうか。

 さて半夏生に近い雨の特異日の今日の天気は?
 傘は持って出かけるべきでしょうか。

 まあこの時期ですから雨は仕方がないと観念して傘を持って出かけることに
 いたしましょう。ただ雨が降ってもその雨が、被害を生むような半夏水とな
 らない雨であってくれることを祈りつつ。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
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オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2010/06/28 号

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