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■「平成24年(2012)暦要項」
  2月最初の官報(普通は 2/1)には、次の年の「暦要項」というものが掲載
 されます。
 次の年のカレンダーを作ろうというものにとっては、そのデータが国のお墨
 付きで掲載されたものがこの暦要項。

 例えば、Web こよみのページで将来の「春分の日」や「秋分の日」を計算し
 ていたとしても、本当にその日付が国の祝日である春分の日、秋分の日にな
 るかは、この暦要項が出るまでは定かではないのです(ま、あと 100年くら
 いはずれる心配は無いでしょうが)。

◇暦要項の内容
 さて、この暦要項にどんなことが書かれているかというと、こんなものが並
 んでいます。

・国民の祝日
 国民の祝日の名称と日付の一覧表です。
 これを見ると、春分の日は3/20で、秋分の日は9/22(!)、成人の日は 1/9
 だなんてことがわかる

 また欄外には、「1月2日、 4月30日、12月24日は休日となる」
 ことも判ります(祝日と日曜日が重なったときのいわゆる「振替休日」とい
 うやつです)。

・日曜表
 何月何日が日曜日になるかという一覧表です。
 1月は、1,8,15,22,29日が日曜になる・・・何てことが判ります。
 まあ、あまりおもしろみがある表ではありませんね。

・二十四節気および雑節
 二十四節気の名称と節入りの瞬間の太陽黄経、日付と時刻(分まで)及び、
 雑節の名称と日付(と一部の太陽黄経)の一覧表です。

 雑節には、土用(四季の)、節分、彼岸(春秋)、八十八夜、入梅、半夏生、
 二百十日が掲載されています。

 「ほー、入梅は6/10か」てな具合でございます。

・朔弦望
 月の、朔・望・上弦・下弦の日付と時刻の一覧表です。お月様の暦ですね。
 「2012の最初の満月は1/9で、最後は12/28か」なんて、確認ができます。

・東京の日出入
 東京の日の出と日の入りの時刻の一覧表です。
 一覧表とは言いながら、 366日(この年は閏年)全部を書くのはちょっとと
 いうわけで、十日毎の日付と時刻が掲載されています。というわけなので、
 掲載された最初の日付は 1/1で、最後は 12/26となっています。

・日食・月食など
 この年の日食と月食、内惑星の日面経過についての情報と、日本における各
 地予報等が掲載されています。

 『本年は日食が 2回、月食が 1回、金星の日面経過が 1回あり、そのうち日
  本では日食が 1回、月食が 1回、金星の日面経過が 1回見られる。』

 といった簡潔な説明の後に各地予報の表が掲載されています。

◇暦要項が公的な暦データ
 官報に掲載された暦要項は国が認めた正式なもの。ここに掲載されることに
 よって、祝日の日付は正式なものとなります。
 この発表によって、翌年のカレンダーを安心して作れる訳ですが、なにせこ
 の発表は翌年分でしかないので、何年も先のカレンダーを作ろうとすれば、

 計算結果から「多分大丈夫だろう・・・」と、ちょっと不安に思いつつ作る
 ことになります(まあ、大丈夫ですけど)。

 暦要項は、大体官報で 3ページ程度の分量。
 現在は、国立印刷局のWeb サイトから、最近一月分の官報を閲覧出来ますの
 で興味のある方は、ご覧下さい。

 官報のページ(TOP) http://kanpou.npb.go.jp/
  ※暦要項は 2/1号の本文26,27,28ページに開催されています。

 また、暦要項を抜粋したものが、国立天文台のサイトに掲載されています。
 http://www.nao.ac.jp/koyomi/yoko/old_yoko.html
  ※こちらは昭和30年〜の暦要項がPDF で公開されています。


  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2011/02/02 号

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