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■今年(2011)一番大きな満月
 明日3/19の夜から3/20の朝にかけて見える月は満月。明るい月が見えるはず
 ですが、きっとその晩のお月様はいつも見ている満月より、さらに一層明る
 い満月になると思います。

 なぜかというと、この日の月は今年(2011)のうちで一番地球に近づく日だ
 からです。

◇月と地球が最も近づく日
 月は地球の周りを回る軌道は円軌道から大分ずれた楕円軌道が基本です。
 (太陽の影響、他の惑星の影響などを受けて実際はもっと複雑な軌道を描い
 ていますが、この辺は、まあそんなものかと思っておいて下さい)

 楕円軌道なので、その軌道を巡る月と地球との間の距離は近いときも遠いと
 きもあります。今年で云えば、月と地球が最も近づくのは2011/3/20 の 4時
 (日本時)で、この時の距離は35万6600km。

 月までの平均距離は 38万4400kmですから、この距離は平均の92.76%。
 つまり、平均に比べて 7.2%あまり近いのです。

◇大きな月
 距離が近いので、見かけの月の大きさも大きくなります。
 なんと直径で 7.2%! ・・・・

  「たった 7.2%か」

 と思われるかも知れませんが、面積で考えると

  1.072 × 1.072 = 1.1492 ・・・ 約 15%増

 普段より大きなお月様の姿が見られることになります。
 15%増なら、「おお、大きくなっている気が?」と感じるかな?

◇満月の日
 月が大きく見えるのはいいですが、だからといってそれが新月だったりした
 ら「大きな月」でも見ることは出来ませんが、今回は幸運にもちょうど同じ
 日が満月(3/20 3時)にもあたっています。

 月と地球が一番近づくのが3/20 4時ですから、ほぼ同じタイミング。
 月は月の出、月の入りの頃に大きく見えるものです(実際に大きく見えるわ
 けではなくて、目の錯覚ではあるのですが)から3/19の夕方の月の出、3/20
 の朝の月の入りの頃に見る月はさぞかし大きく見えることでしょう。

 晴れたら、今年一番大きな満月を、皆さん眺めてみませんか?


  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
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オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2011/03/18 号

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