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■立春から二百十日目の悪日です
 暦の上には悪日と呼ばれる日があります。
 悪日とは運の悪い日という意味もありますが、運だけでなくて「何かに特に
 注意しなければならない日」という意味もあります。

 本日、 9/1(2011)は立春から数えて 210日目。二百十日です。
 二百十日も暦の上の悪日の一つで、こちらは運ではなくて「嵐に注意」とい
 う日です。

◇二百十日は嵐の日?
 二百十日といえば、昔から嵐の来襲する日ということで恐れられた日です。
 暦の上では雑節の一つとして数えられる悪日です。

  「今日は暦の上では○○ですが、実際には××」

 という表現は暦と実際の気候(というかその気候の感じ方)が異なる場合の
 常套句で、天気予報などでは頻繁に耳にする言葉です。
 もちろん「××」の箇所は「○○」を否定する言葉となります。

 本日も、「暦の上では二百十日、嵐の来襲が心配される日ですが、実際には
 快晴で・・・」と否定したかったところですが、残念ながらそうはいかない
 ようです。日本の南には台風12号があって、どうやら二百十日の翌日にあた
 る明日あたりには、西日本に上陸しそうな様子。
 海はもう、かなり荒れていますから、今年の二百十日はどうやら暦通りの二
 百十日になってしまったようです。
 こんなところは、別に律儀に暦どおりでなくてもよいのに。

◇9/1 は防災の日
 9/1 は、1923(大正12)年に関東大震災が起こった日ということで、防災の
 日でもあります。
 皆さんの中にも「今日は避難訓練がある」という方がいらっしゃるのではな
 いでしょうか。

 震災ということでは、今年は半年前の3/11に、東日本大震災が起こったこと
 もあり、遠い世界、遠い時代の話ではないと、例年に比べて訓練もより本格
 的なものが多くなっているのではないでしょうか。
 「備えあれば憂い無し」ということで、避難の手順、経路などしっかり覚え
 ておきたいものです。

◇夏の終わりの雷
 怖いものといえば昔から

  地震、雷、火事、おやじ

 といわれてきました(最近、おやじはうるさくはあっても、怖いとは思われ
 てないかな?)。

 ということで、怖い地震の話の後は雷の話。
 雷といえば「夏」の風物詩という気がしますが、夏から秋への季節の変わり
 目の今頃も、実は案外雷が多いものです。

 雷は稲妻と書くように、稲の穂に実を入れるには雷は欠かせないものと昔の
 人は考えたようです。そのため雷が多い年は豊作になるという言い伝えも各
 地に残ります。雷が鳴るとキノコが沢山出来るともいい、悪いことばかりじ
 ゃありません。

 とはいいながら、やはり雷は怖い。
 今でも年に何人かは落雷で命を失ってしまう方もありますから、野外活動中
 は要注意。ゴロッと来たら、おへそを隠すだけじゃなくて、早めに安全な場
 所に避難しましょう。

 冒頭で書いた通り、二百十日は嵐に対して注意の必要な悪日ですが、偶然に
 も関東大震災記念日(&防災の日)でもあり、また雷も多い時期であります
 ので、まとめて天災に備える日と考えて、最低年に一度くらいはまじめに、
 防災について考えてみることにしたいと思います。
 いざというときに「備えあれば憂い無し」といえるように。


  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
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オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2011/09/01 号

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