こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■旧暦の月の大小の並び・・・その1
 本日は、日刊☆こよみのページの読者の方(O さん)からいただいたご質問
 を紹介して話を始めようと思います。

 > 前々から不思議に思っていたことを質問させてください。
 > 旧暦は大の月と小の月が必ず、交互に置かれるのでしょうか。
 > それとも、計算によって朔を求めるので、場合によっては
 > 小小大大のようになることもあるのでしょうか。

◇旧暦月の日数
 ご存じのとおり、現在「旧暦」と呼んでいる暦は暦月の最初の日(「一日」
 =「朔日」)は新月(「朔(さく)」ともいいます)の日と決める太陰暦の
 一種(正確には太陰太陽暦)です。ですから、月の最初の日は必ず新月の日
 となります。

 月の満ち欠けの周期、朔望周期(さくぼうしゅうき)の平均は約29.5306日。
 小数点以下 1桁までで見ると、29.5日となります。
 29.5日と考えると、29日の小の月と30日の大の月を

  小・大・小・大・・・

 と大小の月を交互に並べて行くと巧い具合に29.5日の月の平均の満ちかけの
 周期を表すことが出来ます。細かく見た時の朔望周期の端数

  29.5306日 - 29.5日 = 0.0306日

 については、この端数が積み重なって 1日の長さになる 32〜33ヶ月ごとに

  小・《大・大》・小・大・・・

 のように大の月が二回連続するようにすると解決できます。
 残念なことにずっと大小の月が交互に入れるだけでは済みませんが、それで
 もこの場合なら、大小月の並びは比較的単純でわかりやすいものになります。
 目出度し・・・といいたいのですが現実の旧暦の大小月の並び方は、これほ
 ど単純ではありません。

◇実例に見る旧暦の月の大小の並び
 「現実では単純でない」、旧暦の月の大小の並びについて実例を見てみまし
 ょう。

 旧暦2011年 大・小・大・大・小・大・小・小・大・小・大・小
 旧暦2012年 大・小・大・大・大・小・大・小・小・大・小・大・小
 旧暦2013年 大・小・大・大・小・大・小・大・小・大・小・大

 旧暦2011年・・・という表現は少々違和感がありますが、西暦の 1/1以降に
 やってきた旧暦の一年を西暦で表したものとして、ご了解下さい。

 ご覧の通り、「大・大」だけでなく「小・小」もあり、「大・大・大」なん
 て云うものまであります。
 あまり規則的な並びという感じじゃありませんね。

 どうしてこんなことになるのか?
 話が少々長くなりましたので本日はここまで。このつづきはまた次回に書く
 ことにします。

 謎を残したままで話を終える、連続ドラマの王道の展開で、本日の暦のこぼ
 れ話は終わらせて頂きます。
 では次回の「旧暦の月の大小の並び・・・その2」をお楽しみに。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2012/02/09 号

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