こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■冬至と夏至の中間日
 今年(2012年)の春分の日は3/20。
 春分の日といえば冬至と夏至のちょうど中間にある日・・・のはずですが、
 日数で考えると実は中間の日ではありません。

  では冬至と夏至の中間日はいつ頃?

 今日(2012/03/22)にこの記事を書いていることがその答え。
 今日がちょうど冬至と夏至の中間点にあたる日です。

 現在の冬至や夏至、春分や秋分は天球上の太陽の通り道である黄道を角度の
 90°ごとに分割した点を太陽が通過した瞬間として決められています(この
 角度は 180°加えれば太陽から見た黄道上の地球の位置とも云えます)。

 ご存じの通り、地球は太陽の周囲を円ではなくて、わずかに扁平な楕円の軌
 道で巡っています。こうした軌道を巡るときには、地球と太陽との距離は刻
 々と変化します。そして、距離が近いほど地球の公転速度は速くなり、黄道
 座標上の太陽の動きも速くなるのです。

 現在、地球がもっとも太陽に近づく(近地点通過)日は 1月の上旬。もっと
 も遠ざかる(遠地点通過)日は 7月の上旬です。
 このため太陽の黄道上の動きは 1月上旬がもっとも速く、 7月上旬はもっと
 も遅くなります。

 冬至は12月の下旬で近地点通過の時期の 1月上旬に近く、夏至は 6月の下旬
 で遠地点通過の時期の 7月上旬に近いため、太陽が黄道上の冬至を示す点か
 ら90°の位置にある春分を示す点まで至る時期は、太陽の動きが速い時期で
 あるため、冬至から夏至までの旅の中間点を通過するのは旅の全行程の半分
 より早め。

 太陽が黄道上で春分を示す点から夏至を示す点までの90°を旅する時期は、
 太陽の動きが遅い時期なので、冬至から夏至への旅の後半は前半よりも時間
 がかかってしまうのです。
 太陽も、暑い夏には夏ばて気味かな?
 (あ、この時期が夏なのは北半球でだけの話でした)。

 冬至から夏至までの旅、角度で測ると中間に当たる春分は一昨日通過しまし
 たが、旅の日数で見ると今日がその中間の日でした。
 ちなみに、冬至から夏至までの旅に要する旅の日程を日数で示すと

   冬至   0.0日 (出発)
   春分  89.0日
   本日  90.9日 (中間日)
   夏至 181.7日 (到着。春分からの日数は 92.7日)

 さあ、中間日は過ぎました。
 太陽の夏至への旅ももう半分です。
 ガンバレ太陽、早く暖かくしてくれ・・・

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2012/03/22 号

こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック