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■月食・2012/06/04
 今年は「天文現象の当たり年」と言われています。
 近いところでは、半月前5/21に金環日食があり、明後日には金星の日面経過
 が起こります。こうした話題となる天文現象にはさまれてしまって、影が薄
 いですが、今晩は部分月食が起こります。
 本当に、あまり話題にもなりませんが夕方になったら思い出してあげて下さ
 い。

◇本日の部分月食
 今回の月食は、

  ・18時59分 月食の始まり
  ・20時03分 最大食分(0.38)
  ・21時07分 月食の終わり

 月食の始まりは、東日本では日没直後、月出直後。空はまだ大分明るいはず
 ですから、月食の始まりはちょっと見にくいでしょう。
 この点では西日本は更に辛い。月食は日没、月出の前に始まってしまいます
 ので、西の空に太陽が沈んで東の空から月が昇って来た時には、丸いはずの
 満月が、既に地球の影で欠けた状態となっているはずです。

◇月食の予報は楽?
 日食と月食の予報を比べると月食は楽でいい。ありがたいですね。

 日食ですと地域毎に最大食分が異なったり、食の始まりや終わりの時刻が異
 なるため、そうした情報をまとめて各地予報を作ることになります。日食の
 場合、地球上に月の影が落ちているわけで、その影と観測地の位置関係で日
 食の見え方が変化するので、こうした「日食の各地予報」が必要になるわけ
 です。

 月食は月に地球の影が落ちる現象で、月の何処かに影が落ちた瞬間に月食が
 始まるわけですが、遠く離れたお月様は地球からは丸見え。何処に影が落ち
 ようと、その瞬間は地球上のどこからでも見えるからです。条件があるとす
 ればそれは、

  その瞬間に月が空に見える位置にいること

 だけと云うことになります。
 今回の月食については、始めから「その瞬間に月が空に見える位置にいる」
 のが東日本で、西日本では月はまだ地平線下にあるので、始まりの部分は見
 えないことになるわけです。

 時間帯が早すぎて、全部を見るのはちょっと辛い本日の月食ですが、小さな
 お子さんでもまだ起きている時間帯に起こる月食ですから、晴れていたらご
 家族で、地球の丸い影でちょっと欠けてしまった満月の姿を眺めて見てはい
 かがでしょう。

◇最後は宣伝・・・
 お住まいの地域で月食がどんな具合に見えるか、その様子を確かめてみたい
 という方は、Web こよみのページの

  月食シミュレーション http://koyomi8.com/sub/meclips.htm

 でお確かめ下さい。
 おおよその経緯度を入力して、右上フレームの右上の「候補1」のボタンを
 クリックすると、地球の影の動きをご覧いただくことが出来ます。
 (経緯度がわからない場合でも左下(月の画像の表示されている)のフレー
 ムに隠れてしまっていますが右上のフレームの半ばには、各地の都市名で観
 測地を選ぶことが出来るようになっていますので、都市名で選びたい場合は
 右上のフレームをスクロールして下さい)


  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2012/06/04 号

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