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■名月の呼び名
 今年(2012年)の中秋の名月まであと二日と迫ったところなのに、日本列島
 には大型の台風が接近中。
 なんだか暗雲がたれ込めている感じです。

 さて、そんな暗雲たれ込める今朝ですが、それでも本日も中秋の名月の話題
 を採り上げてしまいます。
 台風なんかに負けるもんか!

◇名月の呼び名いろいろ
 中秋の名月の呼び名を思いつくまま拾い出して辞書でひいてみました。
 結構いろいろとあるものです。

 【十五夜】(じゅうごや)
  1.旧暦の毎月15日の夜。三五(さんご)の夕。「十五夜の月」
  2.旧暦8月15日の夜。秋(旧暦7・8・9月)の最中もなかに当たるから仲
   秋といい、また、月に芋を供えるので芋名月という。古来、観月の好
   時節とされ、月下に宴を張り、詩歌を詠じ、民間では月見団子・芋・
   枝豆・栗などを盛り、神酒を供え、芒(すすき)・秋草の花を盛って
   月を祭った。秋の季語。

 【名月】(めいげつ)
  陰暦八月十五夜の月。また、陰暦九月十三夜の月。
  秋の季語。「中秋の名月」

 【芋名月】(いもめいげつ)
  旧暦八月十五夜の月。芋を月に供えるからいう。秋の季語。

 【無月】(むげつ)
  空が曇って月が見えないこと。
  特に、陰暦八月十五夜の名月が見えないこと。秋の季語。

 【雨月】
  1.雨夜の月。また、名月が雨のために全く見られないのをいう。雨の月。
   秋の季語。
  2.陰暦5月の異称。

 おまけとして、

 【三五夜】(さんごや)
  陰暦十五日の夜。特に八月十五日の夜。

 【豆名月】(まめめいげつ)
  旧暦九月十三夜の月。枝豆を供えるからいう。
  栗名月。のちの月。十三夜。秋の季語。

 ※以上、解説は広辞苑・第六版よりとりました。

 最後に掲げた「豆名月」は辞書の解説では「旧暦九月十三夜の月」とありま
 すが、ところによってはこの言葉が中秋の名月を指すこともあるようです。
 私が知ったところでは、山形県の米沢市近辺などがそうした場所。
 ちなみに米沢近辺では「芋名月」は九月十三夜の月を指すとのこと。

 なぜ、こんな逆転現象が生まれたのでしょう・・・なんて考えながら、 2日
 後に迫った中秋の名月を待つことにします。
 おっと、団子の調達もしておかないと。

※おねがい
 昨日号で、皆さんのお住まいの場所での団子の数、形などなどの情報を募集
 致しましたが、お団子だけでなくその他のお供え物、室礼の様子などの情報
 (写真なども頂けると助かります)、どしどしお寄せ下さい。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2012/09/28 号

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