こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■月見団子のいろいろ
 今夜はいよいよお月見です(台風17号が・・・)。
 ということで、最後に再びお供え物の話です。
 2007年に日刊☆こよみのページで、読者の皆さんに

  「中秋の名月のお供え物は? (主とするもの)
   あなたの家のお供え物を教えてください(複数ある場合は、主のもの)」

 としてアンケートをお願いした結果からお供え物の定番を探ってみましょう。

◇2007年のアンケート結果の発表
 以下、2007/09/19〜09/25 のアンケート期間中のデータです。

 総票数 133
  1位 ダンゴ(真ん丸な形) 93票 (69.9%)
  2位 その他の供え物    14票 (10.5%)
  3位 サトイモ(里芋)   10票 ( 7.5%)
  4位 わからない       8票 ( 6.0%)
  4位 ダンゴ(芋の様な形)  8票 ( 6.0%)

 となりました。
 丸い団子がトップかなとは予想しておりましたが、結果は予想以上にダント
 ツ。これに次ぐかなと考えていた「芋のような形の団子」は最下位、6%と予
 想外の展開でした。

 このアンケートは「お供えをする場合」と限定したので、こうした結果に落
 ち着きましたが、「お供えはしない」という方も多いようでした。
 お供えをするかしないかということもアンケートして見る必要があるかもし
 れませんね。

 芋のような形の団子が、関西圏では多いのでは無いかと予想していたのです
 が、これは少なかった。この理由として考えられるので、関西圏でも自分で
 団子を作るのでは無くて、既製品を買ってくるという方が大部分だからでは
 無いかと考えています。

 大量に作ると言うことからすると、丸い団子が適しているでしょうから、売
 り物として作る場合、どうしても丸団子が多くなってしまっているのではな
 いでしょうか。

◇皆様からの「お供え物(月見団子)情報」
 今週は読者の皆さんに、各地の月見団子情報をお願いしておりましたが、こ
 れについて4通のお便りを頂きましたので紹介致します。

 【名古屋】(足立さんから)
 > 名古屋の月見団子は片方がとがった芋の形。
 > 自然の茶色と、皮を剥いた白までは納得できます。
 > それになぜか、ピンクがあるんです!!
 >  
 > 数にこだわりもなく、ピンクの理由も分かりません。
 > だから子供の頃、花見団子と月見団子の区別がつきませんでした。
 > どちらも三色、串の挿してあるものと形が変わっているもの。
 > 色の違いは黄緑と茶色。
 >  
 > 子供から見たら、よく分かりませんし、親も分かっていませんでした。
 >  
 > でも、ここにピンクが入るところがいかにも名古屋って感じがします。
 > いつからピンクが入るようになったかは不明ですが、
 > 供えるものを派手にしようってことかな?
 > 茶色と白じゃ地味すぎるって思われたんじゃないかと想像します。
 >  
 > おそらく3色は全国的にも珍しいと思います。
   (後略)

 【栃木県】(諏訪市の島田さんから)
 > 栃木県真岡市で70年前に言い伝えられていたこと。
 > [十五夜には一升の粉で15個の団子を作り13夜には13個の団子にまとめる]
 > 故に13夜にはおむすびほど大きな団子を飾りました。

 【東京】(浜こじきさんから)
  (前略)
 > 実家(東京)では15個でした。
 > 毎年ススキを飾りました。
 > お団子をくるくるまるめて作って丸いお皿の上に飾り、
 > 残ったお団子はあんこ(粒あん)をつけて食べました。
  (後略)

 【お供え物写真】(横浜のかのんさんから)
 > お供え物、きれいに撮れてはいないのですが・・。
 > 
 > 1.月見団子と衣被(きぬかつぎ)です。
 月見団子と衣被
 http://koyomi8.com/cgi/magu/img/2012/tsukimishitsurai.jpg
 衣被(きぬかつぎ)
 http://koyomi8.com/cgi/magu/img/2012/kinukatsugi.jpg
 > 月見団子は自家製なのでちょっと不揃い。
 > 衣被は小さい里芋を皮をつけたままゆでたもの。
 > 中秋の名月のお供え物とのことで作ってみました、
 > とはいっても、とても簡単。
 > 
 > 2.里芋の小芋の形をした和菓子です。
 お菓子(里芋)
 http://koyomi8.com/cgi/magu/img/2012/satoimo.jpg
 > うえに孫芋がのってます。
 > 京都の和菓子屋ではよく見かけるらしいです。
 > これは和菓子教室で作りました。
 > 
 > 3.最近はうさぎも定番になってきてるようです。
 月うさぎ
 http://koyomi8.com/cgi/magu/img/2012/usagimanjyuu.jpg
 > これも自家製。

 足立さんからの「名古屋の三色月見団子」は初耳の情報でした。
 一度見てみたいものです。

 島田さんと、浜こじきさんからは団子の数の情報を頂きました。
 どちらも十五夜の団子は15個のようですね。

 一升の粉から15個(十三夜用には13個)の団子を作るということは、話とし
 ては知っていましたが、一升の米粉で15(ないしは13)個の団子を作ったら
 随分大きくなるけど、本当に一升も使ったのかな・・・とやや疑問に思うと
 ころがありました。現実に一升の粉を使って大きな(巨大?)団子を作った
 んですね。

 最後に紹介したかのんさんからは、お供え物の写真を送って頂きました。
 「自家製なのでちょっと不揃い」とありましたが、ご謙遜でした。
 最後のうさぎ饅頭は、食べるのがかわいそうかも・・・。

◇それはさておき、今晩の月は?
 さてさて、気合いを入れて月見団子に里芋にススキにとお供え物をそろえた
 としても、肝心のお月様が見えるかどうか。
 見えても見えなくとも、お月様にお供えされた団子だけは、ありがたく頂こ
 うと思っています。

 ああ、かわいそうだけど、うさぎ饅頭も食べてみたいなと思う、かわうそで
 した。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2012/09/30 号

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