こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■残念な祝日?
 今日は土曜日。祝日(文化の日)です。
 先日、日刊☆こよみのページの読者、KDO さんからこんなメールを頂きまし
 た。

  >  KDO と申します.
  >  毎日のメルマガ発行,おつかれさまです.
 
  >  今週末 11月 3日は「文化の日」なのですが,
  >  土曜日なので,月曜日が振替休日になるわけでもなく,
  >  週休二日の仕事をしている人にとっては残念な祝日です.
  
  >  今年は,このように祝日が土曜日と重なることが,
  >  他の年より多いような気がしています
  
  >  かわうそ様でしたら,ささっとプログラムを組んで,
  >  各年の「祝日=土曜日」の日数を計算してくれるのではないかと思い,
  >  メールを送ってみました.
  >  メルマガのネタになるようでしたら幸いです.

 有り難うございます。
 お言葉に甘えて、メルマガのネタにさせて頂きます。
 確かに、週休二日という人は増えましたし、学校も休みなので KDOさんと同
 じように土曜日と重なった祝日を

  「残念な祝日」

 と感じる方は多いでしょうね。
 私もカレンダーを眺めて、「残念」とつぶやいた一人です。

◇2012年の祝日の曜日分布
 2012年の祝日および振替休日、国民の休日は全部あわせて18日。
 これは結構多い方です。2007年や2018年のように全部で19日という年もあり
 ますが、それに次ぐ日数です。
 この、結構多い2012年の祝日、振替休日及び国民の休日の曜日の分布を見る
 と、

  日:3  月:7(3)  火:1  水:0  木:1  金:2  土:4

 となります。月曜日だけ 7(3) としたのは合計は 7日ですがそのうちの 3日
 は振替休日だったことを表しています。祝日だけで見ると月曜は 4日。
 ちなみに2012年には国民の休日に該当する日はありませんでした。

 こうしてみると月曜の 7は別格として、その次が土曜の 4日と確かに残念な
 祝日が多かったことがわかります。

◇残念な祝日の多い年はどれくらいあるか
 土曜日の残念な祝日がどれくらいあるか、2001〜2099年の間で調べてみると
 もっとも日数が多い場合は、 4日。今年も 4日の残念な祝日がありますので
 一番多い年の一つということが出来ます。
 上記の間で、同様に 4日間、残念な祝日が出現する年は全部で11年

  2006,2012,2017,2023,2034,2040,2051,2062,2068,2079,2096

 です。まあ、比較的珍しいということが出来そうです。

◇残念な祝日の組み合わせ
 土曜日と重なる祝日を「残念な祝日」というとすれば、残念な祝日同士は 7
 日の倍数の日数だけ離れた日付となるはずですから、いつも同じ組み合わせ
 になりそうです。実際に見てみると

 (平年の場合)
   建国記念の日(2/11)
   昭和の日(4/29)
   秋分の日(9/23)
   天皇誕生日(12/23)

 (閏年の場合)
   建国記念の日(2/11)
   こどもの日(5/ 5)
   秋分の日(9/22)
   文化の日(11/ 3)

 というパターンです。
 ここで注目すべきことは、平年の場合も閏年の場合もその最初の祝日が建国
 記念の日だということ。閏日は2/29ですから、建国記念の日の2/11は平年で
 も閏年でも年初からの日数が同じ。
 ということは、残念な祝日が多い年の元日はいつも同じ曜日になりますね。
 何曜日かというと、それは日曜日。

 では、元日が日曜日ならいつも残念な祝日が 4日間あるかというと、ここし
 ばらくはそのとおりですが、残念な祝日 4日の中に秋分の日という移動祝日
 があるため、だんだんと秋分の日が平年なら9/23、閏年なら9/22という関係
 が崩れてゆくと元日が日曜日であっても、残念な祝日が 4日は出来ないパタ
 ーン出現するようになります。

◇もう一つ残念な祝日?
 本日は土曜日と重なる祝日を「残念な祝日」と呼んできました。またそうし
 た年の元日は日曜になるとわかると、もう一つ「残念な祝日」があることに
 気が付きます。それは祝日の一つである元日が日曜日にあたること。

 もちろん祝日の元日と日曜日が重なれば振替休日が発生することになります
 が、1/2 が振替休日になってもちっとも嬉しくない。だいたいの人は正月休
 みの時期でしょうからね。

 まあ、今年を乗り切れば、残念な祝日が 4回も現れる次の年は2017年ですか
 ら、今のところは

  まぁいいか〜〜

 てことにしておきましょう。

 さて、冒頭で紹介したメールを送ってきてくださった KDOさん、いかがだっ
 たでしょうか?
 残念な祝日ではありますが、おかげで日刊☆こよみのページは、記事が一つ
 出来ました。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2012/11/03 号

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