こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■夏に「甘酒」
 ただいま、大暑の時期。
 また、夏の土用で、三伏の候。
 どれをとっても

  一年中で一番暑い時期

 とされるものばかり。
 こう暑くては、身体も弱る。
 間もなくやってくる土用の丑の日(今年は7/29)の鰻も、暑い季節に栄養の
 ある鰻を食べようと云うもの。

 鰻に限らず、この時期には栄養価の高いものを食べて暑さを乗り切る体力を
 つけなくちゃ。しかし、こう暑いとその肝心の「食」が進みませんね。

 これじゃいかんとおもっても、ついつい冷たい飲み物に手が伸びてしまいま
 す。ついつい手が伸びるのを如何ともしがたいとなれば、そうだ、手が伸び
 る冷たい飲み物に栄養価の高いものを選べばよいのだ!
 ということで、今日はよく冷えた「甘酒」でもいただきましょうか?

◇甘酒は夏の飲み物
 広辞苑で「甘酒」を引くと

 【甘酒・醴】(あまざけ)
  米の飯と米麹(こうじと)を混ぜて醸(かも)した甘い飲料。
  古くは、夏の飲み物であった。ひとよざけ。こさけ。醴酒(れいしゅ)。
  また、酒粕を溶かし甘味をつけた飲料。
  夏の季語。
   《広辞苑・第六版》

 とあります。
 ほら、夏に甘酒。おかしくないでしょう?
 最後に「夏の季語」とあるとおり、俳句の世界では今も甘酒は夏のものとさ
 れているようです。

◇甘酒は栄養いっぱい
 甘酒には、ブドウ糖やビタミンB、必須アミノ酸などが沢山含まれていて、
 含まれるものからすると病院の点滴とよく似ています。
 いわば飲む点滴。
 滋養強壮、夏の暑さに参った身体には有り難い飲み物といえそうです。

 そんなことを知ってか知らずか、夏の江戸の街には冷やした甘酒を売り歩く
 甘酒売りがあったとか。
 現在は、街に甘酒売りの姿はありませんが、お店に行けば甘酒もきっと見つ
 かりますよね?

 暑いからと、ジュースやサイダーにばかり手を伸ばさずに、今日は冷やした
 甘酒を用意して、この夏を乗り切る体力を培うことにしませんか?
 以上、「暦」と関係あるのかどうか、今ひとつ自信のない本日の暦のこぼれ
 話でした。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2014/07/26 号

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