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■玄鳥去る
 本日は七十二候の四十二番目、二十四節気の白露の末候、「玄鳥去る」。
 玄鳥は燕のこと。
 七十二候には、本日の「玄鳥去る」と対をなす「玄鳥至る」というものが、
 十三候、二十四節気の清明の初候にあります。

 燕は渡り鳥ですから、春に南から日本に渡ってきて、夏の間、日本で卵を産
 み、子供を育て、冬になるとまた越冬のために南に去って行くとりです(た
 だし、日本で越冬する燕もいるそうです)。
 七十二候の「玄鳥至る」と「玄鳥去る」はこの燕の渡りの様子を表す言葉と
 いえます。

 「玄鳥至る」は4/5〜9、「玄鳥去る」は9/18〜9/22ですから、春分のちょっ
 と後から秋分の直前の頃までが燕の日本滞在期間ということになります(あ
 くまでも「暦」の上の話ですけれど)。

 実際の燕たちはどんな具合かというと、3月中旬から4月頃に日本にやって来
 て、9月中旬〜10月下旬に日本を去るそうです(※)。
 (※「フジクラ 木場千年の森」より
   http://www.forest1000.fujikura.jp/kids/kid02/2037748_9491.html

 ということは、この暦の上の燕の「至ると去る」の時期は、実際の燕たちの
 行動によく合致しているといえそうです。

 地球温暖化が叫ばれる昨今ですが、燕さん達は今後もこのスケジュールで日
 本への渡りを繰り返してくれるのでしょうか。それとも、あと何年かしたら
 今とは違った時期に変わっているのでしょうか?

 もし燕を見かける機会があれば、注意して見て下さい。
 いつの頃まで、その姿が見えたかを。

 なお、暦の上から燕が去ると、暦は秋分となります。
 いよいよ秋も本番です。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2014/09/18 号

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