こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■シルバーウィーク
 俗に云う、シルバーウィークのまっただ中。
 皆さん、楽しい休日をお過ごしですか?
 私は、ノンビリというか、だらだらと貴重な連休を消費しております。
 ある意味、贅沢な連休の使い方かも。
 (お仕事中という方々には申し訳無い)

 さて、さて、このだらだらした時間をくれたいわゆる、シルバーウィークに
 ついて、本日は書いてみることにします。

◇ホントは11月?
 シルバーウィークといえば、これと対になりそうな名前があります。
 ゴールデンウィークがそれです。

 ゴールデンウィークは元々は1950年代に、連休中の人々が映画館に足を向け
 るように映画業界がそのPRの一環として名付けたものです。1950年代に比べ
 るとずっと大型化した現在のゴールデンウィーク。そしてこの連休を享受す
 る人々の生活も当時とは大きく変わって、「連休中だから映画館へ」という
 人は少なくなってしまったようですが、ゴールデンウィークの名前だけはし
 っかりと定着しています。

 さてさて、話はシルバーウィークに戻ります。
 前述した映画館のPRで始まったゴールデンウィークが生まれた時に、同時に
 秋の連休(といっても、文化の日くらいしか無いのです)にも、シルバーウ
 ィークという名前が生まれました。もちろん名付けたのは映画業界。

 初夏と、晩秋の連休。行楽シーズンの双璧と考えれば、なるほどと思えるネ
 ーミングです。つまり、最初に考え出されたシルバーウィークは11月だった
 のです(一説には、11/23 の勤労感謝の日の週をシルバーウィークとしたと
 も云われますが、こちらの節であっても11月です)。
 ただ、シルバーウィークは、連休と云うには、休日の数が少なすぎたのか、
 定着することがありませんでした。

 そして半世紀の時が流れ、2003年。
 国民の祝日に関する法律の改正(いわゆる、ハッピーマンデー法)によって
 月曜日に移動した敬老の日と、元々が移動祝日であった秋分の日の日の並び
 によって、何年かに一度、秋の大型連休が出現するようになると、忘れられ
 ていた、「シルバーウィーク」という言葉が思い出され、 9月に時折出現す
 る大型の連休にこの名前が使われるようになりました。

◇シルバーウィークの日の並び
 ゴールデンウィークと違って、シルバーウィークを生み出す元になっている
 連休は、「敬老の日」と「秋分の日」といういずれも移動する祝日で有り、
 その祝日が、1日跳ばしで並ぶと、間の平日がいわゆる「国民の休日」とな
 るため日曜日から水曜日まで4日連続で休日が並ぶことになります(週休二
 日の普及した現代では、土曜日からの5連休かな?)。

 「敬老の日」は2003年から9月の第3月曜日となりましたので、その日付は、
 9/15〜9/21の間で移動します。
 一方、「秋分の日」は太陽が秋分点を通過する日を含む日がほぼ間違いなく
 祝日とされますからその日付は当分の間、9/22か9/23のどちらかです。
 こう考えると、間に国民の休日が出来る組み合わせは、

  1.敬老の日が 9/20で、秋分の日が 9/22
  2.敬老の日が 9/21で、秋分の日が 9/23

 となる組み合わせだけです。今年は 2のパターンです。

◇これからのシルバーウィーク
 前述の 1,2のパターンとなる年を調べてみると次のようになります。

 ・ 1のパターン
  2032 , 2049 , 2060 , 2077 , 2088 , 2094

 ・ 2のパターン
  2009 , 2015 , 2026 , 2037 , 2043 , 2054 , 2071 , 2099 , 2105 , 
  2111 , 2116 , 2122 , 2133 , 2139 , 2150

 調べてみた期間は2003〜2150年まで。「これからの」と云いながら、2009年
 も入れてしまいましたが、これは、ご愛敬と云うことでお許し下さい。

  1のパターンは、9/22という秋分の日が2100年以降姿を消しますので、2094
 年で途切れます。
 もっとも、そんな先の話をしても、多分それより前に国民の祝日に関する法
 律が、そこまで改正されていないとは考えにくいので、この通りになるとは
 言い切れませんけれど(多分、「言えない」ほうが確率高そう)。

 まあ、当分は現在の法律のままだと考えると、次に再び今年のような大型連
 休となるシルバーウィークが出現するのは、11年後の2026年のことです。
 11年くらいは、法律改正されないかな?

 そんなことを考えつつ、さて残りの休み、何して過ごそうかなと贅沢に悩み
 を愉しむかわうそでした。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
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オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2015/09/21 号

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